サインツJr.、リカルドとのバトルは限界ギリギリ「接触以外は、僕も全く同じディフェンスをしたはず」

フェラーリのカルロス・サインツJr.は、先日行なわれたF1アメリカGP決勝でのダニエル・リカルド(マクラーレン)との接触は、許されるギリギリのところだったと考えている。

サインツJr.、リカルドとのバトルは限界ギリギリ「接触以外は、僕も全く同じディフェンスをしたはず」

 F1アメリカGPの決勝レースで、フェラーリのカルロス・サインツJr.とマクラーレンのダニエル・リカルドは、5番手を争って激しいバトルを演じた。その中でふたりは接触。サインツJr.は、フロントウイングの右側の翼端板エンドプレートにダメージを負うこととなった。

 この接触についてサインツJr.は、許される限界ギリギリの攻防だったと考えているようだ。

 今シーズンのコンストラクターズランキング3位を狙うフェラーリとマクラーレンは、アメリカGPでは終始コース上で激しいバトルを演じた。

 グリッドポジションでは4番手(シャルル・ルクレール)と5番手(サインツJr.)をフェラーリ勢が占め、その後方6番手(リカルド)と7番手(ランド・ノリス)がマクラーレン勢。しかしスタート直後、マクラーレン勢は2台揃ってサインツJr.に襲いかかり、リカルドが5番手に浮上することになった。

 1回目のピットストップは、リカルドとサインツJr.いずれも11周目であり、ポジションが入れ替わることはなかった。しかしサインツJr.は、2回目のピットストップを29周目に行ない、リカルドを”アンダーカット”しようと試みた。ただ、リカルドはこの翌周にピットインしてサインツJr.の動きをカバー。またも順位が入れ替わることはなかった。

 ただ2回目のピットストップを終えた後はサインツJr.のペースの方が優れており、リカルドとの差を確実に削り取っていった。そして42周目、サインツJr.がリカルドに仕掛け、両者のタイヤ同士がぶつかることになった。

 この接触はスチュワードの調査対象とはならなかったものの、サインツJr.はチームに対し、フロントウイングにダメージを負ったことを報告。これによって、走行に苦労していると語った。

 結局リカルドが5位でフィニッシュ。サインツJr.は最終ラップでバルテリ・ボッタスに交わされ、7位に終わった。

「僕としては正直に言って、ルールのギリギリのところだったと思う」

 サインツJr.はレース後、リカルドとの接触についてそう語った。

「彼は確かにイン側にいたし、僕はアウト側にいた。アウト側にいて、色々なモノを失なう可能性があったんだ。外側を走るマシンは常に、いつもコース外に追いやられるような格好になるものだ」

「もちろん、彼はわざとそれをやった。コーナー出口のスペースを主張して、僕を置き去りにしようとした。でも接触することになった。接触しなければ、彼はより強くスペースを守ろうとしただろうね。一方の僕は、クリーンで完璧なディフェンスをしたと思う」

「ほんの少しの接触だった。僕らは限界ギリギリのバトルをしていたけどね。もし僕が彼の立場だったら、全く同じことをしたと思う。接触しようとはしなかっただろうけどね。でもイン側を走っているマシンは、アウト側を走っているマシンをコース外に追いやる”権利”を持っているんだ」

「彼はその権利の範囲内で走っていたと思う。でも、僕にプレゼントしてくれたほんのわずかな接触は、避けられたんじゃないかな」

「当時の僕らは、感情が高まっていた。だから僕は、無線で過剰な反応をしたんだ。でもそれ以外の全てはとても素晴らしい、楽しいバトルだったよ」

 
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