サインツJr.「必要ならルクレールを助ける!」ペレスとのランキング2位争い、鍵はチームメイト?
フェラーリのカルロス・サインツJr.は僚友のシャルル・ルクレールがランキング2位を獲得するためなら、手助けも行なうつもりがあると話した。
写真:: Glenn Dunbar / Motorsport Images
カルロス・サインツJr.(フェラーリ)はF1最終戦アブダビGPでチームメイトのシャルル・ルクレールがのドライバーズランキング2位を手にするために、必要とあらば手助けを行なうことも厭わないと話している。
今季のドライバーズチャンピオンとコンストラクターズチャンピオンは既にマックス・フェルスタッペンとレッドブルが獲得を決めているが、ドライバーズランキング2位争いは最終戦までもつれ込んだ。
最終戦を迎えた段階では、セルジオ・ペレス(レッドブル)とルクレールが全くの同ポイント。アブダビGPの決勝で先にゴールしたほうがランキング2位を手にすることになる。ただ両者がリタイアするなど、ポイント差で決着がつかなかった場合には、勝利回数の差でルクレールがランキング2位となる。
レッドブルはチームとしてドライバーズランキングでのワンツーを達成したことがないため、この最大のチャンスを全力で活かそうとしてくるはずだ。一方でフェラーリとしても、ランキング2位は確保したいところだろう。
レッドブルに不安があるとすれば、前戦サンパウロGPで露呈したフェルスタッペンとペレスの間でのチームオーダーを巡る摩擦だろう。ただ対外的には問題は解決済みとチームはアピールしている。
一方フェラーリ側には、チームメイト間に大きな問題は生じておらず、サインツJr.もルクレールが助けを必要とするなら、喜んで助けるだろうとアブダビGPの2日目に語った。
「シャルルが必要とするなら、僕は彼に手を差し伸べるよ。でも、まずは彼がチェコ(ペレスの愛称)を彼自身の手で倒す必要があると思う」
「僕は自分のレースに集中して、シーズンを表彰台以上で終えたいと思っている。でもチームが僕にシャルルに対して譲ったり、チェコとの戦いで助けるように求めれば、そうするつもりだ」
「状況に合わせていくことは必要だ。それに僕はこれまでどのチームメイトとレースをしていても、誰一人通さない、なんて問題にしたことはないよ」
「僕にとって問題にはならないと思う。僕は今シーズンを良い形で終えることに集中しているんだ」
「今日は予選でかなり強さがあった。明日のレースでもスピードがあるはずだ」
そうチームメイトへの支援について語ったサインツJr.だが、彼はペレスとルクレールの争いについては、厳しい考えも示している。
「このコースはコーナーが多くないこともあって、レッドブルからはコンマ3秒離されてしまっているけど、彼らは今週末全体を支配していると思う」
「どの走行を見ても、彼らは僕らよりもかなり大きく先行していた。予選では接近することができたけど、依然として優位に立っているし、レースで彼らは普段から速さを発揮している。だからレースでもっと速さを発揮してくるだろう」
「レースで彼らを倒したいと思うけど、僕らの意識はメルセデス勢にも向けられているんだ。メルセデスは通常、レースで速いからね。だから興味深い戦いになると思う」
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