スペインのサンタンデール銀行、フェラーリのスポンサーとしてF1に”復帰”

スペインのサンタンデール銀行は、フェラーリのスポンサーに復帰することとなった。

スペインのサンタンデール銀行、フェラーリのスポンサーとしてF1に”復帰”
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 スペインのサンタンデール銀行は、フェラーリのプレミアムパートナーのひとつとして、F1に帰ってくることになった。

 サンタンデールのロゴはチームのマシン、レーシングスーツ、キャップに大きく表示されることになる。また、2030年までにカーボンニュートラルを目指す同チームの取り組みもサンタンデールがサポートする。

 サンタンデールは2007年から2017年までF1に関与し、後ろ8シーズンに渡ってフェラーリのスポンサーを務めていた。

 スペインの英雄、フェルナンド・アロンソがマクラーレンに加入した2007年からマクラーレンへのサポートを開始。アロンソは1年でマクラーレンを離れ、ルノーを経て2010年にフェラーリに加入したのに伴い、フェラーリともパートナーシップをスタートした。

 また、2007年から2014年までのイギリスGP、2011年から13年までのスペインGPなど、いくつかのレースのタイトルスポンサーを務めていたが、2017年にフェラーリとの契約が終了し、F1から撤退すると発表していた。

 フェラーリのジョン・エルカン会長は、発表に際し次のようにコメントした。

「サンタンデールのような、責任ある銀行業務に取り組み、再生可能エネルギーファイナンスやESG(環境・社会・ガバナンス)アドバイザリーサービスにおいて、世界中でリーダーシップを発揮しているグローバル金融機関と再びタッグを組むことができ、光栄に思っている」

「2030年までにカーボンニュートラルを実現するという我々の重要な目標を達成するために、彼らとパートナーシップを組むことを楽しみにしている」

「我々は、F1での革新と技術開発が我々の業界、ひいては社会全体に利益をもたらすと信じている」

 サンタンデールのエグゼクティブ・チェアマンであるアナ・ボティンは、次のように述べている。

「フェラーリと再び協力し、グリーン・トランジション(環境配慮や持続可能性のある社会への移行)をサポートできることを大変うれしく思っている」

「サンタンデールは、気候変動への取り組みに全力を尽くしており、ヨーロッパにおける自動車金融のリーディングカンパニーとして、自動車業界のグリーン化を支援していく所存だ」

「フェラーリとの新しいパートナーシップは、我々共通の歩みを加速させるだろう」

 現在、フェラーリのタイトルスポンサーはタバコ大手のフィリップ・モリスが務めている。タバコ広告の規制に伴い、近年はタバコを吸わない未来に向けた新しい取り組みである『Mission Winnow』という活動のPRを行なっている。

 フィリップ・モリスはMission Winnowのロゴ掲示が各国政府のタバコ広告規制に抵触しないことを確認してはいるものの、場合によってはMission Winnowのロゴを掲示しないケースも多々あった。

 こうした不確実な状況が続いていることから、フィリップ・モリスがフェラーリのタイトルスポンサーから降りる可能性があると見られているのだ。

 フェラーリのマッティア・ビノット代表は「フィリップ・モリスが残る可能性は非常に高い」と話しているが、フェラーリにとってサンタンデールがスポンサーに復活したことは、かなり心強いと言えるのではないだろうか。

 
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