佐藤万璃音、F1若手ドライバーテストに参加決定。角田とアルファタウリをドライブ
F2参戦中の佐藤万璃音が、アブダビGP終了後に同地で行なわれるF1若手ドライバーテストに参加。角田裕毅と共にアルファタウリ・ホンダのマシンを走らせることになった。
Marino Sato, Trident
Carl Bingham / Motorsport Images
今季FIA F2を走った佐藤万璃音が、F1アブダビGP終了後にヤス・マリーナ・サーキットで開催されるF1若手ドライバーテストで、アルファタウリ・ホンダのマシンを走らせることが決まった。このテストでは、角田裕毅もアルファタウリのマシンを走らせることになっており、ふたりの日本人ドライバーが”チームメイト”として走行に挑むことになる。
なお、佐藤はこれがF1テストデビューということになる。
佐藤は今季、トライデントからFIA F2にフル参戦。ムジェロでのスプリントレースで8位入賞し、1ポイントを獲得している。
「アルファタウリのF1マシンをドライブするチャンスを得ることができ、とても嬉しく思っています」
佐藤はそうコメントを寄せた。
「できるだけ多くの周回を重ね、マシンにできるだけ早く慣れ、将来訪れるチャンスのために最大限学ぶことができるようにしたいと思います」
「F1マシンをドライブすることは、全てのレーシングドライバーにとっての夢だと思います。アブダビで大いに楽しむことができるのは間違いないと思います!」
アルファタウリのチーム代表であるフランツ・トストは、佐藤のF2での仕事ぶりを”堅実”だと評価。テストで彼を迎え入れることができ、満足していると語った。
「彼は熟練したドライバーだ。だから良い仕事をすることができるだろうと、我々は確信している」
「テストのプログラムは単純だ。F1マシンのフィーリングを味わってもらうため、彼にできるだけ多くの周回を走ってもらうのだ。このテストは我々にとっても、そして万璃音にとっても非常に役に立つモノとなるだろう。そしてF1チームが様々な部分でどう機能しているか、彼が理解できるよう最善を尽くそうと思う」
「そして技術的な観点から言えば、彼は来年もF2を続けるにあたって、今回のテストから何らかの恩恵を確実に学び取るだろう」
「今回の機会は、彼の将来に向けた非常に良い準備ということになるだろう。彼のキャリアが成功するよう、その成長の過程の一部に参加することができ、嬉しく思う」
佐藤は現在、バーレーンで行なわれているFIA F2のシーズン後テストに参加中。これが終わり次第、アブダビに移動することになるとみられる。
チームはアブダビでのテストに2台のマシンを持ち込むことが許されており、晴れて日本人ドライバー同士の共演が実現することになった。
なおこのテストは、若手ドライバーテストを銘打たれていたが、FIAは参加要件を緩和。今季F1にフル参戦していないドライバーも参加できるようにした。その結果、ルノーはフェルナンド・アロンソを走らせることができるようになった。
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