アウディ買収が噂されるザウバーF1、「アルファロメオに満足している」と現提携の強固さを強調
アウディがアルファロメオの母体となるザウバーF1の買収に乗り出す可能性が噂される中で、チーム代表はアルファロメオとの提携に関して「十二分に満足している」と語っている。
写真:: Alfa Romeo
アルファロメオF1でチーム代表を務めるフレデリック・バスールは、アウディがチームの母体となるザウバーを買収して2026年からF1へ参戦すると噂される中で、現在のパートナーシップの強固さを強調している。
FIAはF1が2026年から導入を目指している次世代パワーユニット(PU)レギュレーションを承認。予てより噂されてきたフォルクスワーゲン・グループ傘下のポルシェとアウディの2ブランドがF1へ参加するベースは完成し、まもなく最終発表があると見られている。
ポルシェはレッドブルのF1事業へ50%出資する形でF1へ復帰するとされている一方、アウディはザウバーを組む可能性が最も高いと言われている。
アルファロメオは2018年にザウバーのタイトルスポンサーに就任すると、翌年からは同チームのネーミングライツを獲得する形でF1への関与を続けている。ザウバーとアルファロメオのパートナーシップ契約は、現時点で2023年まで継続することが約束されている。
アルファロメオのジャン-フィリップ・インパラートCEOは、ザウバーを介したF1参戦は「地球上で最高の費用対効果(ROI)」を享受できていると語る一方で、アウディによるザウバーのF1事業買収には「目をつむってはいない」と可能性を否定していない。
ただ、インパラートはザウバーとのパートナーシップについて心配していないと語り、チーム代表のバスールもその意見に同意している。
「彼らは単なるスポンサーではなく。パートナーなのだ。一緒にプロジェクトを開発しており、私は彼らとのパートナーシップに関して十二分に満足している」
バスールはmotorsport.comにそう語った。
「まずアルファロメオ、ひいてはステランティスとチームの関係はとても良い」
「今日の好成績の一部は、おそらくみんなが一緒に働いているからだと思うし、彼らは他のパートナーを見つける手助けをしてくれている。私はこのパートナーシップを本当に楽しんでいる」
アウディF1のイメージレンダリング画像
Photo by: Camille Debastiani
インパラート曰く、ザウバーとアルファロメオのパートナーシップ契約は2023年まで更新されることとなっているが、チーム側はまだその計画について正式発表を行なっていないとのことだ。
アウディはこれまでマクラーレンやウイリアムズ、アストンマーチンのいずれかを買収、もしくは提携を結ぶ形でF1へ参戦する可能性を指摘されてきたが、ここ数ヵ月はザウバーが最有力とされている。
バスールは2026年に向けたトピックが飛び交う現状から「2023年のことを話すのに苦労するよ!」とジョークを飛ばした。
「まずはPUの状況を明らかにする必要があると思う」とバスールは続ける。
「もちろん、パドックにいる全ての人と話し合うことになる。彼らは彼らの仕事をするだけだ。PUに関する約束が確認されたら、話し合いが始まる」
「しかし最も重要なことは、今はアルファロメオとのプロジェクトがあることだ。私は全てをごちゃまぜにしたくはない。アルファロメオとベストを尽くしたい」
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