F1サウジアラビアGPが実現へ、開催契約の締結を正式発表。2021年は夜間市街地レースに

F1は、サウジアラビアで2021年からグランプリを開催する契約を結んだことを正式に発表した。2021年は、ジェッダでの夜間ストリートレースとなるようだ。

F1サウジアラビアGPが実現へ、開催契約の締結を正式発表。2021年は夜間市街地レースに

 11月5日(木)、F1は2021年にサウジアラビアで初のグランプリを開催する契約を結んだことを正式発表した。

 F1では今年から、サウジアラビアの国有石油会社であるアラムコがF1の主要パートナーを務めており、3レースでタイトルスポンサーとなっていた。サウジアラビアGPの開催は、サウジアラビアの自動車・オートバイ連盟との長期的なパートナーシップの一環だと、F1は認めている。

 2021年のレースに関しては、サウジアラビアの首都リヤドに次ぐ大都市であるジェッダのストリートコースで、ナイトレースとして開催される。カレンダーの中では、シンガポールGPに次いで2戦目のフルナイトレースとなるだろう。

 一方、2023年以降のサウジアラビアGPは新たにリヤド近郊のキディヤに新設されるサーキットでの開催に変更される計画になっているとみられる。

 2021年のカレンダーにサウジアラビアでのレースを追加するという計画は、先月各チームに伝えられ、その際に発行されたカレンダー案にもサウジアラビアGPは含まれていたという。

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 今回の発表によると、サウジアラビアGPの開催は11月。アブダビでの最終戦の1週間前に開催される可能性が高いようだ。暫定カレンダーは、数週間後に公開される予定だ。

 F1のCEOであるチェイス・キャリーは、次のように語った。

「2021年シーズンにサウジアラビアをF1に迎えることに興奮している。ここ数日の憶測を受けて、これらの発表を歓迎している」

「サウジアラビアは近年、多くの大規模なイベントが開催されるなど、スポーツとエンターテインメントのハブになりつつある国であり、来シーズンからF1がここでレースを行なうことを非常に喜ばしく思っている」

「この地域は我々にとって非常に重要な地域だ。サウジアラビア人口の70%が30歳以下であることから、新たなファンを獲得できる。世界中の既存ファンには、歴史ある素晴らしい場所でのエキサイティングなレースを提供できる可能性があることに興奮している」

「"近日中に2021年の暫定カレンダーを発表し、世界モータースポーツ評議会に提出して承認を得る予定だ」

 サウジアラビア自動車・オートバイ連盟の会長であるハリド・ビン・スルタン・アル・ファイサル王子は、「今日はあらゆる意味で画期的な日だ」と語った。

「私は、サウジアラビアGPが我が国の歴史の中で最大のスポーツイベントになると確信している。これまでにないほど、人々の生活や認識を変え、新たな視聴者やコミュニティにリーチする可能性を秘めている」

「スポーツのアイコンであるF1の歴史あるチームが、若いファンや家族の前でサウジアラビアでレースを行なうことは、まさに画期的なことだ」

「サウジにはモータースポーツの豊かな伝統があるわけではないが、短期間でフォーミュラEやダカールラリーなどの世界クラスの国際的なイベントを開催してきたことで、高い評価を得てきた」

「その結果、サウジアラビアには文字通り何百万人もの熱狂的な若いモータースポーツファンが住んでおり、その多くが2021年11月に自分たちのヒーローに会えることを楽しみにして笑顔で待っていることだろう」

「我々は、このスポーツをより多くの人に届け、すべての人に対して開かれた祭典にすることを目指している」

 サウジアラビアでは2年前からリヤドでフォーミュラEが開催されている他、昨年はダカールラリーが開催された。その他にも、サッカーやボクシング、テニスなど多くの国際スポーツイベントを誘致している。

 こうした動きについて、人権団体アムネスティは同国の人権侵害をスポーツでうやむやにしようとする”スポーツウォッシング”だと批判している。

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