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シューマッハー、モナコGPでの大クラッシュ原因について説明「路面の状況を楽観的に捉えていた」

ミック・シューマッハーは前戦モナコGPでの大クラッシュについて、走行ラインを外したことが原因だったと認めた。

Mick Schumacher, Haas VF-22 crash

写真:: Steven Tee / Motorsport Images

 ハースのミック・シューマッハーは、前戦モナコGPの決勝レースで大クラッシュ。レース後は”奇妙な”クラッシュだったと語っていたが、乾きかけのコースで走行ラインを外し、ウエットパッチに乗ったことが原因だったと認めた。

 モナコGPの決勝レースは、スタート前に降った大雨により、路面コンディションが周回を重ねていくごとに変化していく難しい状況の中行なわれた。

 シューマッハーは、レース26周目にプールサイドシケインひとつ目でマシンコントロールを失い、ウォールに激突。シケインふたつ目のテックプロ・バリアまでマシンは止まらず、その衝撃によりマシンは真っ二つに大破した。

【F1動画】ミック・シューマッハー、衝撃の大クラッシュ。マシンが真っ二つに!

 このクラッシュにより千切れたギヤボックスは使用不能になり、シャシーはファクトリーで修復中。ただ搭載していたフェラーリ製パワーユニットは、まだ使用可能な状態にあるという。

 クラッシュ後、シューマッハーは突如コントロールを失ったことを不可解に思っており、彼のエンジニアも、クラッシュの前にマシンがすでにバリアと接触し、何かしらが壊れていたのではないかと示唆していた。

 しかし走行データを見たシューマッハーは、原因はマシン側にはなかったとミスを認めた。シューマッハーはタバココーナーでワイドに走り、右タイヤをウェットパッチへ乗せ、その数秒後にプールサイド・シケインを10cmワイドに走ったことで、マシンコントロールを失ったという。

 前戦のクラッシュについてシューマッハーは「基本的には、コースが部分的にかなり湿っていたんだ」とmotorsport.comに語った。

「そしてかなり乾いている部分もあった。ターン12(タバコ)で少しワイドになって、右側(のタイヤ)が冷えてしまった。そうしたこととコンディションを楽観的に捉えて、シケインを走ってしまったんだ」

「その結果、ウエットパッチに10cmほど乗り、ふたつのタイヤがホイールスピンを起こしてしまった。それでマシンがハーフスピンして、それを抑え込もうとしたけど、ウォールに突っ込んでしまった」

Mick Schumacher, Haas VF-22 crash

Mick Schumacher, Haas VF-22 crash

Photo by: Steven Tee / Motorsport Images

「突然のことだったんだ。他の人にも話したけど、ほとんどのフィードバックが『本当に奇妙に見える』というモノだった。ただ知っての通り、実際に何が壊れたかどうか確認することはできない。しかし、データではそうではなく、単にウエットパッチに乗ったことが原因みたいだ」

「クラッシュ自体はそれほどハードなモノじゃなかったから、本当に不思議だ。また真っ二つになってしまったのは本当に残念だ。見ての通り、ダメージが大きかったからね」

 シューマッハーはモナコGP以前にも、サウジアラビアGPの予選でマシンがふたつに別れるほどの大クラッシュを喫していた。

 シーズン3分の1を終えた時点で二度の大クラッシュを喫しているシューマッハーは、マシンから最大限のパフォーマンスを引き出すためにはリスクを冒さなければならないと語りながらも、クラッシュしないバランスを見極めることを学ばなければならないと認めた。

「特に今年の中団グループは接近しているから、10cmズレたら大変なことになる。物事はすぐ悪い方向に転じてしまうんだ。例えば、サウジアラビアではあの縁石がアクシデントの引き金になるなんて、誰も予想していなかったはずだ。モナコでは、明らかにコンディションが厳しかった」

「だから当然、リスクとリターンを値踏みしなきゃダメだ。そして僕らは入賞を目指しているから、ある種のリスクは避けられない。でも間違いなく、僕がもっと学んで、もっと理解を深める必要があるんだ」

「ドライバーは常にリスクを冒し、そこからリターンを得ようとするモノだと思う。中団争いはとても接近しているから、攻めなければ15位以下になってしまう。僕らの望んでいるのはそこじゃなくて、トップ10に入ることなんだ」

「だからある程度のリスクは負わなきゃならない。適切な余裕を持って走るかどうかを決めるのは僕次第なんだ」

「でもそれ以外の状況も関係してくることだし、合わせ込むことが重要になる」

 そしてシューマッハーは、ここまでの7戦でポイント獲得ができていれば、これほどまでにスポットライトが当たることもなかっただろうとも示唆した。

「とても良いレースができていたのに、それが結果に結びつかなかったことが過去にはあった。もしそれで僕が結果を残せていたら、今こういったことでもまた違った会話ができたと思う。これは時間の問題だよ」

 シューマッハーはここまで無得点だが、チームメイトのケビン・マグヌッセンは開幕戦の5位入賞も含め15ポイントを獲得。ドライバーズランキングでシューマッハーが19番手に甘んじているのに対し、マグヌッセンは10番手につけている。

 
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