シート喪失シューマッハー、メルセデス代表からのF1リザーブ指名に「恐縮です!」

ミック・シューマッハーは、メルセデスのトト・ウルフ代表がチームの2023年のリザーブドライバーとして興味を示しているということについて「恐縮な気持ちだ」と語った。

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 F1最終戦アブダビGPを前に、ハースはミック・シューマッハーとは来季のドライバー契約を結ばないことを発表。後任としてニコ・ヒュルケンベルグと契約し、来季はケビン・マグヌッセンとコンビを組むこととなった。

 ウイリアムズからのF1参戦が確約されていたローガン・サージェントが、FIA F2アブダビ戦でスーパーライセンス発給に必要なポイントを稼いだことで、2023年の20席全てが埋まった。それにより、シューマッハーはレギュラードライバー以外の選択肢を検討することとなった。

 そのシューマッハーの去就については、メルセデス陣営へのリザーブ加入が噂されている。メルセデスのトト・ウルフ代表は、シューマッハーがシートを得られなかった場合はその役職について話をするつもりだと語っていたが、それに対して当の本人は「恐縮な気持ちだ」と謙遜している。

「メルセデスは素晴らしいブランドだし、彼らがF1で成し遂げたことは信じられないほどだ」

 アブダビGPの予選後にシューマッハーはそう語った。

「たしかに、僕は自分の選択肢を探しているし、メルセデスもそのひとつだ」

 ウルフはシューマッハーとリザーブドライバー契約を結ぶことに関心を示しており、シューマッハー家とメルセデスの強いつながりについて語っていた。

 ミックの父であるミハエル・シューマッハーはメルセデスからスポーツカー世界選手権に参戦し、2010年からは3シーズンF1を戦った。

「ミハエルの息子でシューマッハー家のミックは、我々にとって常に親しい存在だった」とウルフは言う。

「ラルフ(シューマッハー)は長い間、我々と共にDTMに参戦していたし、彼の息子はメルセデスでGTに参戦している。彼もジュニアフォーミュラで大きな成功を収めてきた」

「我々はもしもの時にも彼をサポートできるし、彼もチームにふさわしい。しかしまだ(契約の)紙にはサインしていない。その点では、まだ実現には程遠い」

「彼は馴染むと思うし、私はオープンに考えている。もし彼が望むなら、サビーネ(ケーム/シューマッハーのマネージャー)が望むなら、我々は成り行きを見守ることになる」

Toto Wolff, Team Principal and CEO, Mercedes AMG

Toto Wolff, Team Principal and CEO, Mercedes AMG

Photo by: Michael Potts / Motorsport Images

 こうしたウルフのコメントから、メルセデス入りが意味するところを尋ねられたシューマッハーは、次のように答えた。

「フェラーリからメルセデスへの移籍は、かつて父がやったことだ。今、そう(同じように)しない理由は見当たらない」

「週の初めにも言った通り、僕には今、時間がある。だから全ての選択肢を検討して、できれば自分にとって正しいと思える決断を下したい」

「でも、メルセデスや特にトトが僕について語っているのを聞いて、とても恐縮に思ったのは確かだよ」

 メルセデスは、現在のリザーブドライバーであるニック・デ・フリーズとストフェル・バンドーンのふたりが、来季はチームを離れることになる。デ・フリーズはアルファタウリからF1参戦。バンドーンはアストンマーチンのリザーブドライバーとなる。

 そのため、メルセデスとしてはリザーブドライバーが必要となるのだ。メルセデスはマクラーレンからの離脱が決まっていたダニエル・リカルドとリザーブドライバーに関して交渉を行なってきたが、リカルドはレッドブルのリザーブドライバーとなることが決まっている。

 
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