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殊勲のQ2進出果たしたシューマッハー「自分の能力を疑ったことはない」と自信のぞかせる

F1トルコGPの予選で際立ったパフォーマンスを見せたミック・シューマッハーは、自分がF1で活躍できることを疑ったことはないと語った。

Mick Schumacher, Haas VF-21

Mick Schumacher, Haas VF-21

Jerry Andre / Motorsport Images

 F1第16戦トルコGPの予選では、ハースのミック・シューマッハーがQ2に進出。第7戦フランスGP以来今季2度目となる好結果に、チームも本人も喜びをあらわにしていた。

 ハースは今季苦しい戦いを強いられており、シューマッハーも競争力の低いマシンに手を焼いている。しかし難しいコンディションの中で行なわれたトルコGPの予選でシューマッハーは見事なパフォーマンスを見せ、トップのルイス・ハミルトン(メルセデス)から0.970秒遅れのタイムを記録してQ1通過。最終的に14番手となった。

 シューマッハーはチーム内外から評価されたこのパフォーマンスを振り返り、ハースのマシンのポテンシャルに関わらず、チャンスがあれば自分の仕事をすることができると確信していたと語った。

「今回はなんとか良いラップタイムを出すことができたけど、自分の出せる力に関して心配することはこれまでもなかった」

 シューマッハーはそう語る。

「他のカテゴリーでも力を見せることができていたし、F1に来たから何かが変わるとは思っていなかった。もちろん世界からトップドライバーが20人集まっているので簡単ではないことは分かっている。それでも自分の能力を疑ったことはない」

「Q1で敗退した他のドライバーを打ち負かすことができ、とても満足している。良い方向に向かっていると思うし、まだまだ高みへ行けると思う」

「走る度に安定してきているし、良いラップを刻むこともでき、喜びも感じている。今はとにかくレースが楽しみだ」

 シューマッハーはQ1の終盤、自らがQ2進出に十分なタイムを出せたか最初は分からなかったものの、コントロールラインを抜け、無線から大きな歓声が聞こえてきたことでそれを実感したという。

「それ(Q2進出)をやり遂げるために残されたのは1周だけだった。前のラップは悪くなかったし、しばらく15番手にいたのでチャンスがあることは分かっていた」

「前のラップには100%満足していなかったので、まだタイムを削れるのは分かっていた。そしてあのラップ(最終アタック)で、最大限の力を出すことができたと思う」

「そしてラインを越えて、ゲイリー(キャノン/レースエンジニア)からの無線を聞き、その後ろから歓声が聞こえてきた。それで良い状況なのが分かった。全体的に本当にハッピーだよ」

 そしてシューマッハーは以前、シートの違和感に苦しめられていることを明かしていたが、今回のレースからついに新しいシートを手に入れたようだ。

「これがラッキーアイテムだったのかもね」とシューマッハー。

「だからこの調子をキープしていく。良い結果になるといいね」

 
 

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