ミック・シューマッハー「父ミハエルの名前によるプレッシャーは無い」皇帝の“名字”に誇り抱く
ハースからF1へデビューするミック・シューマッハー。彼は偉大なF1チャンピオンである父ミハエル・シューマッハーの存在が余計なプレッシャーとなることはないと語った。
写真:: Haas F1 Team
2021年のF1にはいくつか大きな注目トピックスが存在するが、間違いなくそのひとつにミック・シューマッハーのF1デビューが挙げられるだろう。
ミック・シューマッハーは2020年にFIA F2でタイトルを獲得。フェラーリの支援を受ける彼は、2021年にハースからF1デビューを果たすことになった。そして奇しくも2021年は父で元F1ドライバーのミハエル・シューマッハーがジョーダンからF1デビューを果たしてから30年という節目の年だ。
父ミハエルは7度のタイトル獲得を誇り、F1史上でも最も成功したドライバーとして名高い。その獲得回数で並んでいるのはルイス・ハミルトン(メルセデス)のみだ。
そのミハエルの息子であるミック・シューマッハーがF1デビューを果たすことには、当然大きな注目が集まっている。しかしミック・シューマッハー本人は、父の名前がプレッシャーになることは無いと語った。
「僕はそれ(父の偉大な名前)がプレッシャーだとは一度も言ったことはないし、これからも決して言わないと思っている。なぜならこの名字を受け継ぎ、F1に再びもたらすことができてとてもうれしく思っているからだ」
ミック・シューマッハーはそう語った。
「とても誇らしく思っている。このことは僕を後押ししてくれるようだし、毎日全力で取り組もうというモチベーションを与えてくれるんだ」
父ミハエルが7度目のF1タイトルを獲得した際、ミック・シューマッハーはまだ5歳。父が現役として最後にF1を走っていた2012年でも13歳だった。
現在21歳となったミック・シューマッハーはそれでも、自身の周囲にチームを作り上げることの必要性など、F1でレースをすることについて、間接的に父からいくつかの教訓を学ぶことができたと考えている。
「まちがいなく僕が学んだモノにはいくつかの異なる要素がある」と、ミック・シューマッハーは言う。
「僕にとって一番大きな点は、もう長いことやってきているけれど、チームと強い絆で結ばれたいということなんだ。それが僕の目指しているものだ」
「それは強みのひとつになるんだ。どの状況でも可能な限り精神的に強くなれることはとても重要なことだ」
「基本的にはシーズンを良い状態でスタートさせて、これまでに学んできたこと全てを実行して、高いレベルのパフォーマンスを示していければと思っている」
またミック・シューマッハーによると、2011〜12年にメルセデスで父ミハエルのレースエンジニアを務め、現在はフェラーリのドライバーコーチを務めるジョック・クレアと、父親の仕事の仕方について何度か話し合っていたようだ
「ジョック・クレアとは、ここ数年でたくさん話をしたんだ」
「初めて彼と一緒に取り組んだのは2014年だと思う。僕は彼とシミュレータセッションをしたんだけど、とても楽しかったし、カートから来ていたこともあって非常に興味深かった」
「様々なドライバーの取り組み方についてや、父と比較してどうだったかのように、色んな話を彼とはしたよ」
「どれもとても興味深かった。たくさんメモに記したし、今年は彼ともっと密接に仕事ができるのが楽しみだよ」
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