ミック・シューマッハー、1年目は「ポイントが獲れたら”ボーナス”だけど……」
ハースのミック・シューマッハは、F1デビューシーズンにポイントを獲得できなくても「大きなドラマ」にはならないと考えており、「素晴らしいボーナス」になると語った。
写真:: Andy Hone / Motorsport Images
ハースF1チームのミック・シューマッハーは、2020年にF2チャンピオンに輝き、2021年にF1デビューを果たした。チームは開幕前から開発のリソースを、新レギュレーションが導入される2022年に集中させている。
結果として今季の競争力は犠牲になっており、シューマッハーとチームメイトのニキータ・マゼピンは最後尾を争っている。今季ポイントを獲得できていない唯一のチームとなっているのだ。
しかしこれまで、シューマッハーは予選と決勝でマゼピンを上回っており、フランスGPでは予選Q2に進出。波乱のレースとなったハンガリーGPでは12位と、ポイント獲得にかなり近づいた。
夏休み明けの第12戦ベルギーGPを前に、シーズン後半戦を成功させるにはどうすればよいかと訊かれたシューマッハーは、ハースがポイントに近づくことを望んでいるものの、それがチームのシーズンを左右するとは考えていないと答えた。
「シーズンの終わりに、コンスタントにではなくても、予選でQ2に近づけたり、ポイントに近づいたりすることができれば、それは僕たちにとって成功だと思う」
そうシューマッハーはmotorsport.comに語った。
「もちろん、驚くべきボーナスはポイントを獲得することだ。それが僕たちの願いなんだ。確かに、他のレースよりもクレイジーな週末もあるだろうし、できればポイントを集めるためにレースに参加したいと思っている」
「でも、もしもポイントを獲得できなくても、大きなドラマにはならないと思う」
ハースのギュンター・シュタイナーは、今季はチームにとって”トランジション・イヤー”(移行期間)だと定期的に言及しており、2022年に新レギュレーションが導入された際には順位を上げることを目指している。
そのため、シューマッハーはウイリアムズのニコラス・ラティフィやジョージ・ラッセルと可能な限り争うことを目標にしていたという。
「僕の場合、シーズンのかなり早い段階で、異なる目標を持てるようなポジションに身を置くことができた」
「最初はニコラスを指標にしていたけど、今ではそれがジョージになった。そのおかげで、僕は前に進み成長する機会を得ることができたのだと思う」
「もちろん僕たちはルーキーだけど、それでもお互いから学ぶことができる。来年は上位陣と一緒に戦えることを願っている」
シューマッハーは、開発が進んでいないマシンでありながら、ウイリアムズに戦いを挑むことでモチベーションを高めていることを明かした。
「満足しているのは、基本的にはより難しいマシンあるいは開発が進んでいないマシンでも、時にはウイリアムズと戦えるということだ」
「それが僕のモチベーションになっているんだと思う。僕が早く出て遅く帰るのもそのためだ。僕はできる限りのことをして、少しでも近づけるようにしているんだ」
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