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ラッセル、“プチ炎上”で芽生えたトップドライバーの自覚「無線で少し感情的になっても、前までは取り上げられなかった」

ジョージ・ラッセルは、昨年のシンガポールGPでミック・シューマッハーを批判する無線交信が話題になったことを受けて、自分がF1においていかにスポットライトを浴びるようになったかを実感したという。

Mick Schumacher, Haas VF-22, battles with George Russell, Mercedes W13

写真:: Steve Etherington / Motorsport Images

 昨年からメルセデスのドライバーとしてF1を戦っているジョージ・ラッセル。デビューから3シーズンはウイリアムズで下位争いをすることが多かった彼も、トップチームの仲間入りをしてからは表彰台の常連となった。しかしそのことにより、些細な発言が大きな波紋を呼びかねないことも実感したようだ。

 ラッセルはシンガポールGPでハースのミック・シューマッハーと順位争いをする際、シューマッハーのアグレッシブな動きに対して無線で「シューマッハーはまるで自分の命がかかっているかのようなディフェンスをする。驚きだよ」と話し、この発言がにわかに注目を集めていた。

 ラッセルはメルセデスでの1年目を振り返り、シューマッハーとの一件は、自分が下位チームで走っている時には注目されなかったであろう言動が取り上げられるようになったことの証明だと語った。

「こういったことは上位で戦うようになってから経験するものだ」とラッセルは言う。

「あらゆることが監視されるようになる。昨年のあのようなコメントも、これまでなら取り上げられなかっただろう」

「ただ、あれ(シューマッハーに関する無線)にはふたつの側面がある。ひとつはバトルをしていたということ。もうひとつは、フラストレーションを発散しようとしていたということだ。自分の発言が世界中に向けて発信されていることを忘れてしまうこともある」

 シンガポールでのラッセルは予選でQ2敗退に終わり、決勝はパワーユニット交換によりピットレーンからスタートしてポイント圏外を走っていた。そういった厳しい状況も、無線のトーンが通常よりも攻撃的になる一因になってしまったとラッセルは分析する。

「ミックに関するコメントが僕のフラストレーションという側面が強かった」

「地球の裏側まで行って、レースに向けて全力を尽くしたのに、僕はあの時ポイント圏外で戦っていたんだ」

「悔しかったし、腹が立った。しかも肉体的にも疲れているから、誰だってああいったヒートアップした状況では少しは感情的になると思う」

「例えばルームランナーで1時間半、気温30度で湿度の高い状態で走っていたとしたら、精神的にも負荷がかかるし、何か起これば少しはイライラするはずだ」

 そう語るラッセルだが、F1で勝利を目指すものとして、自らの発言は全て公共のものとなることは受け入れているという。

「この件は僕の経験になった。まずはそれ(フラストレーション)をコントロールすること、そしてそういったことを表で言う必要があるのかどうかを考えることだ。それがこのスポーツで戦う上での課題のひとつだ」

「そこにプライバシーはない。でもF1でワールドチャンピオンになるのが夢だから、レーシングドライバーという職業を選んだ。夢は有名になることでも、毎日のようにテレビに出ることでもない。レースに勝つことが自分の夢であり仕事なんだ」

「それを達成する過程でしたコメントの中には、世界中の何百万人という人々が自宅から(F1を)見ていて、あらゆる発言が書き留められて監視されているということを忘れていたものもある」

「それも僕にとっては経験だ。今までも無線で色んなことを言ってきたと思うけど、誰も気に留めていなかった」

 
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