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ハースF1、ミック・シューマッハーとの契約延長を希望も「フェラーリも交えた三者間での交渉……細部まで気を遣わねば」

ハースF1チームの代表であるギュンター・シュタイナーは、ミック・シューマッハーと2022年のドライバー契約を結ぶことができるのを期待していると語る。

Mick Schumacher, Haas VF-21

Mick Schumacher, Haas VF-21

Zak Mauger / Motorsport Images

 ハースF1チームは、2022年も引き続きミック・シューマッハーを起用することを望んでいるようだ。

 2020年にFIA F2のチャンピオンに輝いた、フェラーリ育成ドライバーのシューマッハーは、2021年にハースからF1デビュー。しかし今季のハースは戦闘力という面では大いに苦しんでおり、シューマッハーも厳しい戦いを強いられている。

 これまでのところシューマッハーはポイントを獲得することができておらず、最高位はアゼルバイジャンGPの13位。予選でQ2に進出したのもフランスGPの一度だけだ。

 しかしそんな状況にも関わらず、シューマッハーはチームメイトのニキータ・マゼピンに圧倒的な差をつけており、チームはその活躍に感銘を受けている。

 ハースは既にマゼピンとは来季の契約を交わしているが、シューマッハーとの契約も延長を望んでいる。シューマッハーが育成ドライバーとして所属するフェラーリとチームの交渉も行なわれているようだが、それほど早くは進んでいないものと見られる。

「整理する必要があることがいくつかある。彼(シューマッハー)はフェラーリと契約を結んでいるので、明らかにこれは、三者間での契約ということになる」

 シュタイナー代表はイギリスGPの際にそうコメントした。

「用意をしっかりと整え、そして細部まで気を遣う必要があるのだ。その結果、契約というところにたどりつく。しかし、ミックとの件はそうではない。彼は、契約してないとは言っていない。合意はあるんだ」

「しかし、契約は三者間のモノであるため、1対1の交渉よりもはるかに難しい」

 シューマッハー自身は、長期的な将来のことよりも、まずは目の前のレースに集中すると語ったが、ハンガリーGP後の夏休み期間中に契約の問題を解決することを目指しているとも付け加えた。

「今僕が集中しているのは、今のこと、目の前のレースのことだ」

 そうシューマッハーは語った。

「みなさんご存知の通り夏休みがあるし、それは間もなく始まる。それ(契約)について集中すべき時がくれば、僕は完全にそれに集中するつもりだ」

 

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