マクラーレン代表、リカルドの発言を支持「F1には、クラッシュより魅力的な部分がたくさんある」
マクラーレンのダニエル・リカルドは、クラッシュシーンに固執するF1のソーシャルメディアを批判しているが、チーム代表のアンドレアス・ザイドルもこの姿勢に賛同すると語った。
写真:: Steven Tee / Motorsport Images
今季からマクラーレンに加入したダニエル・リカルドは最近、クラッシュシーンを多く取り上げるF1のソーシャルメディアを激しく非難している。これについてはマクラーレンのチーム代表であるアンドレアス・ザイドルも同調。「もっと取り上げるべき側面があるはずだ」と語った。
リカルドはライフスタイル誌”SquareMile”でのインタビューで、次のように語っている。
「昨年F1は”今年の劇的瞬間トップ10”というようなコンテンツをソーシャルチャンネルで配信した。でも、そのうち8つはクラッシュだったと思う」
リカルドはそう語った。
「僕はまるで、”お前らはバカ者ばかりだ”と言われたように感じた」
「12歳くらいの子供たちは、そういうコンテンツを見たいと思うかもしれない。それはいいよ。彼らはそれ以上のことはあまり知らないかもしれないからね。でも、僕らは子供じゃないんだ。みんな、もっとうまくやっている。もっとうまくやらなきゃいけない」
リカルドはその後、雑誌のインタビューで過激な言葉を使ったことについては謝罪した。しかしその魅力を広めるためのF1のアプローチは間違っているという信念を曲げることはなかった。
ザイドル代表は、F1はクラッシュよりもファンをワクワクさせるためのより優れた部分があるというリカルドの主張に同意している。ただここ数年、F1のソーシャルメディアチームは、優れた仕事をしてきたとも語った。
「我々の観点からすると、F1のソーシャルメディアのチームは、我々のスポーツを宣伝する上で素晴らしい仕事をしてきたし、今も続けている」
そうザイドル代表は語った。
「数字を見ると、近年はエンゲージメントが急速に伸びていると思う。またこのスポーツに、多くの新しい視聴者を引き付けることにも成功した」
「我々のスポーツは、世界で最もエキサイティングなスポーツのひとつであり、コース内外で興味深いストーリーがたくさんある。危険は、一部のファンにとっては魅力のひとつかもしれないが、私はダニエルの意見に同意する。このスポーツには、語られるべきより優れたポジティブな部分がある。F1もそれをやっているけどね」
「しかしイモラでの記者会見での彼(リカルド)の発言も、明らかなことだと思う。彼は、正しい言葉を使えていなかった」
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