マクラーレン復活の立役者? ザイドルをブラウンCEOが絶賛「F1で最も優れたチーム代表」
マクラーレンCEOのザク・ブラウンは、アンドレアス・ザイドルをF1で最も優れたチーム代表だと称賛。彼によるチーム運営により、マクラーレンの復活が早まったと考えている。
写真:: Steven Tee / Motorsport Images
2012年の最終戦を最後にF1での優勝から遠ざかっているマクラーレン。かつての常勝チームは、昨年コンストラクターズランキング3位になるなど長く続いた不振から脱却しつつあるが、マクラーレン・レーシングCEOのザク・ブラウンは、チーム代表のアンドレアス・ザイドルがチームの復活に大きく貢献していると考えている。
ブラウンは2016年にマクラーレンに加わり、2018年にCEOとなった。そしてブラウンは、ポルシェのLMP1プロジェクトを率いた経験を持つザイドルを、2019年からチーム代表に起用。以来、ふたりはうまく役割を分担しながら、マクラーレンの立て直しを進めてきた。
多くのF1チームが、複数の上級スタッフが役割を分担するという構造を採用していることから、マクラーレンのチーム構造が機能すること自体には不思議はないが、ブラウンはザイドルの実力を過小評価してはならないと主張した。
「マクラーレンの体制はとてもうまくいっていると思う」と、ブラウンは話した。
「アンドレアスと私は仕事上、素晴らしい関係を築いている。私の役割、アンドレアスの役割はチームにとっても非常に明確だ」
「マクラーレン・レーシングのCEOとしての私の仕事は、F1だけでなくインディカーなど他の分野も含めて、最も競争力があり経済的に持続可能なレーシングチームを作ることだ。ビジネス面で最高の人材を確保することが私の仕事だと思うが、それは実現できたと思う」
「そしてアンドレアスは、ピットレーンで最高のチーム代表だと私は思っている。私はF1チームの運営方法は知らない。それは私に適した仕事ではなく、アンドレアスが活躍できる仕事だ。だから私の役割は、彼が自分の仕事をこなすために、自由とサポート、そして財源を与えることだ。だからアンドレアスは、自分が望むようにチームを運営するための全権限を持っている」
ザイドルは、自分とブラウンの間で責任の所在を明確にしておくことが、近年のマクラーレンの快進撃を支える上で非常に重要だったと語る。
「F1チームが成功するためには、責任の所在を明確にすることが非常に重要であり、必要不可欠だと思う」
そうザイドルは説明した。
「私は、マクラーレン・レーシングの中で責任が明確になっていることにとても満足している。そしてザクがCEOであり、私の上司であることもハッピーだ」
「私のスタイルや経験を持ち込み、チームを自分のやり方で指揮するために必要な自由やサポートを、彼は与えてくれる。それはシンプルに素晴らしいことだ」
「チーム内で行なうべきステップをどのように考えているかという点で、私たちの意見は多くのトピックで一致している。この3年間で、我々はすでにいくつかの良いステップを踏むことができたと思っている。しかし数年後に目指す姿からは、まだ遠く離れていることも分かっているんだ」
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