レッドブルとフェルスタッペンは強すぎた……メルセデス「我々のしたことに正しくないことがあったと認める」

メルセデスのトラックサイド・エンジニアリングディレクターのアンドリュー・ショブリンは、レッドブル・ホンダとマックス・フェルスタッペンの前に完敗したオーストリアGPは、自分たちで問題を生み出してしまったと語った。

レッドブルとフェルスタッペンは強すぎた……メルセデス「我々のしたことに正しくないことがあったと認める」

 レッドブル・ホンダとマックス・フェルスタッペンに、オーストリアGPではまったく歯が立たなかったメルセデス。同チームのトラックサイド・エンジニアリングディレクターであるアンドリュー・ショブリンがレースを振り返り、自分たちで問題を生み出してしまったと語った。

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 オーストリアGPでのレッドブルとフェルスタッペンは実に強かった。ポールポジションからスタートすると、その後は1度も首位を明け渡すことのない完璧な勝利で、2位となったバルテリ・ボッタス(メルセデス)に約18秒の差をつけ、トップチェッカーを受けたのだ。

 これでフェルスタッペンは3連勝。レッドブルに至っては、モナコGP以降5連勝ということになった。そしてフェルスタッペンは、ドライバーズランキングの首位を独走。2番手ルイス・ハミルトン(メルセデス)との差は32ポイントとなった。

 敗れたハミルトンは、本来ならば”楽に”2位を手にできるはずだった。しかしレース中にマシンのリヤエンドにダメージを受け、チームメイトのボッタスにポジションを譲ったばかりか、マクラーレンのランド・ノリスにも抜かれてしまい、結局4位でのフィニッシュとなった。

 メルセデスのトラックサイド・エンジニアリングディレクターであるショブリンはこれについて、予選結果(4番手ハミルトン、5番手ボッタス)からはポジションを上げることはできたものの、その結果には満足できないと語った。

「2位と3位なら、我々は満足していたと思う。現実的には、それが我々にできる最高の結果だったはずだからだ」

 そうショブリンは語った。

「昨日の予選結果が悪かったから、自分たちで問題を生み出してしまったようなモノだ。だから、マックスに挑戦することを、考えることすら難しかった」

「実際、彼のペースは強すぎたと思う。もしルイスが最初のスティントで彼の後ろを走っていたとしても、彼らを悩ませることはできなかったと思う」

「マシンはうまく機能していなかった。しかもその後、ルイスのマシンはダメージを負い、空力パフォーマンスが劣化してしまった。これによってルイスのパフォーマンスは大幅に落ち、最終的には4番手にまで落ちてしまった」

「全体として、パフォーマンスという観点からも、マシンをまとめあげる必要があるという事実からも、少し苛立たしいモノだ」

 メルセデスは予選でも、レッドブルの2台ばかりかマクラーレンのノリスにも先行されてしまった。そのため、決勝レースの最初のスティントの大半でも、ハミルトンとボッタスはノリスの後を走ることになった。

 ハミルトンがノリスを抜いたのは、20周目のこと。そしてその時点でフェルスタッペンとの差は、9秒以上にまで拡大していた。

 オーストリアGPには、今季用に用意されているタイヤの中で最も柔らかいC5コンパウンドが持ち込まれていた。メルセデスのマシンW12は、このC5タイヤを金曜日にはうまく使えていたものの、気温と路面温度が上がった土曜日には使いこなせなかった……これが予選が低調に終わった理由だとショブリンは考えている。

「このサーキットでは、基本的な部分で強いわけではない」

 そうショブリンは語った。

「レッドブルがいるところとの差は、それほど大きくはない。でも、マクラーレンとランドは、素晴らしい仕事をして我々の前に行った」

「非常に柔らかいコンパウンドであるC5は、土曜日の暑くなったコンディションでは、涼しかった金曜日ほど多くのパフォーマンスをもたらしてはくれなかった。そこに問題がある」

「我々が何かすごく悪いことをしたわけではない。でもパフォーマンス面での序列を見れば、我々が行なったことに正しくなかったモノがあると認める必要がある」

 

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