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F1初王座のかかるランド・ノリス、逆転敗北なら致命傷はどれ? 重要6レースを振り返る

F1の2025年王者がついに今週末のアブダビGPで決まる。首位に立っているのはマクラーレンのランド・ノリスだが、もし彼が敗れた場合、致命傷となったと言えそうな6つの重要な瞬間を見てみよう。

Lando Norris, McLaren

Lando Norris, McLaren

写真:: Mario Renzi - Formula 1 - Getty Images

 F1の2025年最終戦アブダビGPが、12月5日に開幕する。マクラーレンのランド・ノリスが初のF1チャンピオンに輝くのか、それとも12ポイント差に迫っているマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、16ポイント差につけるオスカー・ピアストリ(マクラーレン)が逆転でタイトルを手にするのか、それが決まるまであと少しだ。

 今シーズン、マクラーレンはコンストラクターズ選手権では圧倒的なパフォーマンスを示しており、とっくにタイトルを獲得。800ポイント獲得で2番手のメルセデス(459ポイント)を大きく引き離している。

 しかしドライバーズ選手権では、中盤戦以降に復活してきたフェルスタッペンとレッドブルが、一時は104ポイントもあった差を縮めた。それが今では12ポイント差と、最終戦に向けてはかつてないほど危険な状況に陥っていると言える。

 タイトル決定を目前にした今、ノリスにとってもしかすると致命傷になってしまったのかもしれない、6つの瞬間を振り返ってみよう。

■第5戦サウジアラビアGP

Lando Norris, McLaren

Lando Norris, McLaren

Photo by: Sam Bagnall / Motorsport Images

 ノリスはサウジアラビアGPでは予選もQ2をトップタイムで通過するなど好調な様子だったが、Q3最初のアタックでターン4の縁石に乗り上げると、コントロールを失ってしまいクラッシュ。結果として10番グリッドスタートになった。

 決勝ではチームメイトのオスカー・ピアストリとフェルスタッペンが1位、2位となる中、ノリスは4位フィニッシュにとどまった。

 もちろんノリスが上位グリッドでスタートしていた場合のレース展開を、今から言い当てることはできない。そのため”〇〇ポイントの喪失”だったかは決められないものの、ピアストリに対して最大20ポイントが動いた可能性がある。

■第10戦カナダGP──ノリス、ピアストリに衝突0点

対ピアストリ: -10pts
対フェルスタッペン: -10pts

Lando Norris, McLaren

Lando Norris, McLaren

Photo by: Sam Bloxham / Motorsport Images via Getty Images

 カナダGPはマクラーレンが苦しんだレース。ジョージ・ラッセル(メルセデス)、フェルスタッペン、アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)がトップ3を占め、マクラーレンはピアストリとノリスが4位争いを繰り広げた。

 レース終盤、ノリスはホームストレートでムリに追い抜きを狙った結果、ピアストリに接触。ピアストリは4位で完走した一方で、ノリスはリタイアの0点に終わった。

 この不必要な接触によって、ノリスは5位の10ポイントを失った。

■第13戦オランダGP──ノリス、マシントラブルで痛恨リタイア

対ピアストリ: -18pts
対フェルスタッペン: -21pts

Lando Norris, McLaren

Lando Norris, McLaren

Photo by: Mark Sutton / Formula 1 via Getty Images

 オランダGPではピアストリがレースを制したが、ノリスも終盤まで2番手を走行。ピアストリに対してのダメージは最小限に抑えられるはずだった。

 しかしレース残り8周という終盤、ノリスのマシンからは煙が上がるトラブルが発生してしまう。これによってマシンを止めざるをえなくなり、ノリスはリタイア……本来獲得できたであろう18ポイントを失った。

■第19戦アメリカGP──スプリントで接触リタイア

対ピアストリ: 0pts
対フェルスタッペン: -7pts

Lando Norris, McLaren, Oscar Piastri, McLaren

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Photo by: Sam Bloxham / LAT Images via Getty Images

 アメリカGPのスプリントではフェルスタッペンがポールポジションから快走を見せた。ノリスはその後ろ2番手からスタートしターン1をそのまま通過しようとした。

 しかしチームメイトのピアストリがこの時ターンでニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)と接触し、さらにノリスとも衝突。マクラーレンの2台がリタイアに終わってしまった。

 このアクシデントがなければ、ノリスは2位でフィニッシュしていただろう。そうなればフェルスタッペンは7ポイントしか稼げていなかったはずだ。

■第22戦ラスベガスGP──まさかの失格20ポイント剥奪

対ピアストリ: -6pts
対フェルスタッペン: -18pts

Lando Norris, McLaren

Lando Norris, McLaren

Photo by: Glenn Dunbar / LAT Images via Getty Images

 ラスベガスGPは本来、ノリスにとってはタイトル争いの終盤戦を大きく楽にする結果のはずだった。

 フェルスタッペンに勝利こそ譲ったが、ノリスはこの時2位フィニッシュ。4位フィニッシュだった当時ランキング2番手のピアストリには30ポイント差、フェルスタッペンには42ポイント差……となるはずだった。

 しかしマクラーレンの2台は、レース後にプランクを規定以上に摩耗させていたことから、失格処分を受けてしまう。これでノリスはノーポイント。18ポイントをえられたはずが、一気にタイトル争いは僅差となった。

■第23戦カタールGP──今度は戦略ミスでポイント喪失

対ピアストリ: +4pts
対フェルスタッペン: -10pts

Lando Norris, McLaren

Lando Norris, McLaren

Photo by: Steven Tee / LAT Images via Getty Images

 そしてカタールGPでもマクラーレン勢を苦難が襲った。予選フロントロウをピアストリと独占したノリス。しかしレース序盤7周目にセーフティカーが出動した際、他チームとは異なりピットインしなかったことが、レース結果に大きく影響し、ピアストリは2位、ノリスは4位フィニッシュ。

 マクラーレンの戦略判断のミスから、フェルスタッペンに勝利を献上した形となり、12ポイント差まで詰め寄られてしまった。

 

 

 

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