Sky、イタリアでF1独占放送契約を締結。年間4戦のみ無料放送

Skyイタリアは国内でF1の独占放送を行う契約を締結し、今後3年は年間4戦のみ無料でF1を放送することが発表された。

 先日motorsport.comでも報道した通り、イタリアでF1の無料放送を行っていた公共放送局の『RAI(イタリア放送協会)』はリバティ・メディアの財政的な要求を満たすことができず、放映権に関する新しい契約を締結できなかった。そのため、SkyイタリアのみがF1の放映権を持っている状態となっていた。

 そこでF1はSkyと2020年までの3年契約を締結し、SkyがF1の独占放送と有料チャンネルでのデジタル放送を行うことが決定した。F1が発表した声明によると、この契約には、Skyが所有するTV8という無料デジタルチャンネルでイタリアGPを含めた4レースを放送することが含まれているという。

 昨年までRAIは9つのレースとそれ以外のレースのハイライト映像を放送していたが、この契約によってファンが無料で見ることができるレースの数は減り、打撃となってしまった。しかしF1のメディア権利ディレクターを務めるイアン・ホルムズは、Skyとの新しい契約によって、より掘り下げた内容の放送を提供できるだろうと満足している。

「全レースを放送することを保証する合意に至ったことが重要だ」

「また無料放送の権利を保持することも極めて重要だった。この無料放送には、1950年以降毎年開催されてきたイタリアGPが含まれている」

「SkyイタリアはF1に対して素晴らしい献身を示してきた。そして彼らはこれまで以上に、イタリアのファンに対して深く、広い経験をもたらすことになるだろう。Skyのチャンネルやプラットフォームにおいてより時間を割いて、より質の高い分析を提供できるはずだ」

 Skyの独占デジタル権利契約によって、今後3年間はF1は独自のOTT(動画などのコンテンツを提供すること)ストリーミングサービスを提供することができないということになる。

 またこのサービスはアメリカ、ドイツ、オランダ、フランス、メキシコでも広がることになりそうだ。

ドイツではSkyのF1放送が消滅

 イタリアでは無料放送のレース数が削減された一方、ドイツでは1996年以降全レース、全セッションを放送していたSkyドイツが有料放送契約を更新しなかったことが発表された。よって今後F1はドイツのテレビ局『RTLチャンネル』で無料放送される。なおRTLチャンネルは2020年まで無料放送を行う契約を締結している。

 Skyの声明には、以下のように述べられている。

「スポーツにおいて、放映権の市場は劇的に変わっている。値段も上がっているので、我々は自分たちが購入でき、高い独占性を保って使用出来る権利に集中したい」

「F1の場合はそれが可能だ。というのも無料で放送されるからだ。この決断は簡単なものではなかったが、完全に無料放送を行う国もあれば、そうでない国もある。我々の目標は公平で、適正な価格の特別な権利を顧客に提供することだ」

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シリーズ F1
記事タイプ 速報ニュース