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スペインGPが2020年の開催契約延長へ。長期契約も交渉中

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スペインGPが2020年の開催契約延長へ。長期契約も交渉中
執筆:
2019/08/27 23:33

一時は開催継続が危ぶまれていたF1スペインGPだが、2020年も開催を継続することが正式に公表された。

 スペインのカタルニア・サーキットで行われているF1スペインGP。同レースは今季限りでその開催契約が切れるグランプリのひとつであったため、開催継続が危ぶまれた時期もあった。しかし、今回発表された内容によると新たに2020年まで開催を延長する1年契約を結んだようだ。

 サーキットは「“施設面でより大きなプロジェクトを形作るための戦略的な計画”を実行し、イベントの実現可能性を確実とする」と声明の中で語っている。

 また同声明では「この計画はF1が長期的に果たすべき役割を明確にする枠組みとしての機能を果たすだろう」と付け加えている。

 サーキットの報告によると、過去3年間で延べ50万人以上の観客がレース観戦に訪れ、今季のグランプリではこの地域に1億6300万ユーロ(約191億円)の経済効果を生んでいるという。

 F1のCEOであるチェイス・キャリーは、数ヵ月の間により長期的な契約に合意するだろうという見方を示した。また、交渉の間に“極めて重要なサポート”を提供したカタルニア自治州首相のキム・トーラに感謝の意を表した。

「スペインという前世紀の初期まで遡る偉大なモーターレースの伝統を持つ国で、モータースポーツの頂点たるF1グランプリを開催し続けるという決定は、F1のヨーロッパでのルーツを維持するという我々の戦略の一部であると同時に、チャンピオンシップを新たな領域に拡大していくことになる」

 キャリーはそう語った。

「2020年もF1の一部であろうとするプロモーターの意欲は、世界規模のイベントを開くことにより、地域経済に良い影響を与えていることの証明だ」

「この先数ヵ月、我々は更に関係を拡大できるかを確認するための話し合いを続けることになる」

 今回スペインGPの開催継続が決定したことで、イタリアGPとドイツGPのふたつのグランプリが、来季の開催カレンダーから脱落する危機に瀕しているイベントとなった。

 現在F1は年間21戦でチャンピオンシップを争っているが、スペイン、ドイツ、イギリス、イタリア、メキシコの5箇所は、今年限りで開催契約が切れる開催地だった。

 既に来季F1はオランダGPとベトナムGPを新たに開催カレンダーへ組み込むことを決定しており、チーム側は年間22戦のカレンダーに同意していた。そのため、既存のレースのうちのふたつがカレンダーから脱落することが見込まれているのだ。

 イギリスGPの開催地であるシルバーストン・サーキットは開催契約を延長しており、メキシコGPも州政府の財政援助無しでの開催継続が確定している。

 イタリアGP開催地のモンツァ・サーキットは開催継続に自信を持っているようだ。また1950年以来1980年を除いてF1を開催し続けてきた歴史あるサーキットだということもあり、政府に支援を呼びかけている。

 一方で、カレンダーから脱落する可能性が最も大きいとされているのがドイツGPだ。今季はメルセデスが1度限りの資金援助を行ないタイトルスポンサーも務めたが、同社は長期的に支援を行う予定は無いと語っている。

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シリーズ F1
執筆者 Scott Mitchell