








トロロッソ・ホンダのブレンドン・ハートレーは、スペインGPのフリー走行3回目で喫したクラッシュは、これまでのキャリアの中でも最も大きな衝撃を受けたものだったと振り返った。
FP3の終盤、ハートレーはターン9の入り口で芝生に乗ってしまい、高速スピン! マシンのリヤからウォールにクラッシュしてしまった。マシンのダメージは非常に大きく、修復には多大な時間がかかるため、予選に出走することができなかった。しかしハートレーは、チームはマシンを完全に修復できることを期待している。
このクラッシュについてmotorsport.comが尋ねると、彼は「これまでで最も大きな衝撃だったかもしれない」と答えた。
「2016年にWEC(世界耐久選手権)の開幕戦(シルバーストン)でも結構な衝撃のクラッシュをしてしまったことがあったけど、今回ほどではなかった」
「(このクラッシュは)僕の長いキャリアの中でも最大のアクシデントだった。(クラッシュが起きた時は)スローモーションだったんだ」
「ウォールに対して後ろか突っ込んでしまったので、いつ衝撃が来るのか本当にわからなかった」
「いつぶつかるのかを確認しようとミラーを見ていた。少し身構えていたし、全くもって面白い出来事ではなかった」
ハートレーは、ターン9に進入する際に通常のラインよりもわずか2、3cmワイドになってしまったと考えているが、マシンがスピンを始めた場所にはくぼみがあったと話した。
「他のドライバーと同じように、僕はターン9の入り口でよくその縁石を使っている」
「このラップは2、3cmワイドになって芝生に乗ってしまった。そうしたらそこには穴があって、そのせいでとても速いスピードでスピンした」
「その後の僕はただ乗っているだけで、何もできることはなかった。十分なマージンがあったけど、ライン上の小さな違いが大きな結果に繋がった」
彼は金曜日も厳しい状況であったが、一晩で状況を変えられたことに満足していたといい、決勝レースでは最後尾からのスタートであってもポイントを獲得できると考えている。昨年のスペインGPでは、当時チームに所属していたダニール・クビアトが後方からスタートしてトップ10でレースを終えたことを彼は覚えていると述べた。
「明日のためにマシンを準備しようと皆が懸命に作業をしている。その作業が終わり、僕もレースの準備ができると自信を持っている」
「あまりクラッシュのことを考えないようにしているし、レースで前に行くことに集中している」
「昨年もトロロッソは最後列からスタートしたけど、ポイントを獲得したことを僕は覚えている。成し遂げられないことではない」
「(クラッシュを)記憶の奥の方へ置いて、明日は他の人たちのようにレースでアタックをしてベストを尽くすよ」
「この影響を受けることはないだろう。僕の目標は明日ポイントを獲得することだ。それができると僕はわかっている」
Additional reporting by Filip Cleeren and Edd Straw
F1スペインGPフリー走行3回目ハイライト動画
この記事について
シリーズ | F1 |
イベント | スペインGP |
ロケーション | サーキット・デ・カタルニア |
ドライバー | ブレンドン ハートレー |
チーム | アルファタウリ・ホンダ |
執筆者 | Glenn Freeman |