ハミルトン「”神経質”になっていたチームには予選1-2が必要だった」
開幕戦以来のポールポジションを獲得したハミルトンは、チームには予選ワンツーという結果が必要だったと話した。








今年2回目のポールポジションを獲得したメルセデスのルイス・ハミルトンは、チームのためにも予選でワンツーを達成することが必要だったと語った。
メルセデスは開幕戦でポールポジションを獲得していたが、第2戦以降はセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)が3戦連続で予選でトップに立ち、フェラーリは今シーズン最速のマシンを持っているかのようだった。
今回の予選Q1とQ2でもトップタイムをマークしたのはベッテルで、メルセデスがフェラーリを追いかけるという傾向が続くかのように見えた。しかしQ3でハミルトンとボッタスはペースを上げ、今季初めてメルセデスはフロントロウを独占した。
予選後、ハミルトンは「チームとしても、苦戦していたと思う」と話した。
「ここ数戦を終えて、何が起こっているのか理解できなくて、たくさんの人がナーバスになっていた」
「だからここに来て予選で1-2を達成したというのは、全員が取り組んできたハードワークが証明されたということだ」
前戦アゼルバイジャンGPで思いもよらない勝利を手にし、現在ドライバーズランキングをリードしているハミルトンだが、グランプリ開幕前には“自分はまだ本来あるべきレベルに到達していない“と認めていた。
このところの彼のレースから判断して、今週末のポールポジションはどれほど重要だったのかとmotorsport.comが尋ねたところ、彼はこう答えた。
「僕たちはここまで一度しかポールポジションを獲得できていないくて、その後も申し分のない予選というものを走れていなかった。だから予選で良いポジションに戻ってくるというのは僕にとって重要なことだった。大抵の場合は、それが僕の強みでもある」
「それゆえこれはとても重要だったし、僕は本当にハッピーだ。今週末に向けてとても忙しい週を過ごしてきたからね」
「このようなパフォーマンスを発揮できたことにも満足している」
ハミルトンは、フリー走行ではフェラーリが”実力を隠している”と示唆していた。予選ではベッテルがハミルトンから0.132秒差の3番手だったが、ハミルトンは冗談を交えつつもその主張を繰り返した。
「かなり拮抗した予選だった。もちろんすべての週末がそうだけど」
「フェラーリはおそらく実力を隠している。というのも彼らならそうするだろうし、常に速いマシンがあるからだ」
「でもこの結果を得るために僕たちはあらゆるものを取り入れたし、予選で1-2を達成できたというのは素晴らしいことだ」
Additional reporting by Scott Mitchell
F1第5戦スペインGP予選ハイライト
この記事について
シリーズ | F1 |
イベント | スペインGP |
ロケーション | サーキット・デ・カタルニア |
ドライバー | ルイス ハミルトン |
チーム | メルセデス |
執筆者 | Valentin Khorounzhiy |