
ここ数年、下位に低迷してきたウイリアムズ。しかし今シーズンはパフォーマンスを向上させ、復活の兆しを見せている。実際、オーストリアGPではジョージ・ラッセルが予選Q3に進出。中団グループに確実に分け入る走りを見せている。
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その状況に、ポジションを脅かされつつあるチームのひとつが、アルファロメオである。特にレッドブルリンク2連戦では、いずれも予選でウイリアムズの後塵を拝している。
この状況についてアルファロメオのトラックサイドエンジニアリング責任者であるシェビ・プジョラールは、次のように語った。
「彼らはストレートで速い。それは間違いない。ストレートで彼らを追いかけ、そしてオーバーテイクするのは難しい。でも、我々のマシンの方が、レースでは強い」
プジョラールはそう語る。
「予選でのラッセルは、特別だと言わざるを得ない。彼は予選で非常に良い仕事をしている。そして我々はもっと懸命に働き、同じレベルの引き上げるか、もっと良くする必要がある。しかしレースペースでは、基本的には我々の方が優れていると言える」
「特定のコースではそうではない。シルバーストンでは……まだわからないけど、簡単ではないだろうね。でも、レッドブルリンクでは彼らと戦うことができた。ラッセルだけではなく、アルピーヌやアストンマーチン、さらにはアルファタウリの1台にも太刀打ちすることができた。すべてが非常に僅差なんだ」
アルファロメオは今季ここまで2ポイントを獲得している。一方でウイリアムズは0ポイント。ウイリアムズのパフォーマンスは、シーズン開幕前に予想したモノ以下だったかと尋ねられると、プジョラールは次のように語った。
「いや、想像以下のモノではない。パフォーマンスの面では、彼らは我々と同じようなところにいる。我々は、もう一歩ステップアップすることが必要なんだ」
プジョラールはそう語った。
「確かに誰もが、常に良くなりたいと思っている。レッドブルリンクでの連戦で、我々は一歩前進し、1周のパフォーマンスを改善できたと思う。そしてレースでは、我々の方が前にいることを示せたと思う」
「一方で彼らは、予選で一歩を踏み出した。我々に対してだけではなく、フェラーリやその他多くのチームの前に出たんだからね」
「でも、レースでは彼らはそのポジションに留まることはできない。でもかなり強くなっているのは間違いないので、我々も懸命に働き続ける必要がある」
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