ボッタス、メルセデス時代はハミルトンの”影”だった? 「僕らは良いチームだったし、ルイスと組めてよかった」
今季限りでメルセデスを離れることになったバルテリ・ボッタスは、同チーム在籍中はハミルトンの影になっていたかもしれないが、チームメイトとして戦えたのは素晴らしいことだったと語った。
写真:: Jerry Andre / Motorsport Images
今季限りでメルセデスを離れ、来季からアルファロメオに加入することになったバルテリ・ボッタスは、メルセデス在籍中ずっと、チームメイトのルイス・ハミルトンに負け続けてきたため、「影に隠れるような形になっていたかもしれない」と認めた。
2016年限りで突如引退を発表したニコ・ロズベルグの後任として、メルセデスに加入することになったバルテリ・ボッタス。そのボッタスはこれまでの4シーズン半の間に9勝を挙げ、チームのダブルタイトル7連覇達成に貢献してきた。
しかしボッタスとメルセデスの契約は、いずれも1年限り。そしてチームは、来季からジョージ・ラッセルを起用することを決めたため、ボッタスは新天地を目指し、アルファロメオへと移籍することを決めた。
ボッタスがメルセデスに在籍していた際、常にチームメイトのルイス・ハミルトンがドライバーズタイトルを獲得してきた。そしてボッタスには、そのサポートを求められるようなこともしばしばあった。
そんな状況について、ハミルトンの”影”になっているように感じたことはないかと尋ねられると、ボッタスは次のように語った。
「影については分からない。でも全体的な結果を見れば、ルイスは毎年僕のことを打ち負かすことができた。そういう意味では、僕は影に隠れていたかもしれない」
ボッタスはそう認めた。
「でも今はそうは感じていないよ。僕らはチームであり、一緒に戦っている。残念ながら、今年の僕はもうドライバーズチャンピオンを目指して戦うことはないので、チームがコンストラクターズチャンピオンを獲得できるために戦っているだけだ。それが現状だ」
ただ、アルファロメオに移籍すれば、ボッタスにはチームリーダーとしての役割も求められるはずだ。
「そういう役割を果たし、チームが前進するのを手助けできることは、本当にエキサイティングで興味深いことだ」
「僕にとってそれは新たなスタートになるし、チームメイトが誰になろうと、共にうまく働くことができるのを願っている。それは僕にとっては、興味深い新しい”時代”だ」
メルセデスのシートを失う可能性が見えたのは、いつだったのか? そうボッタスに尋ねると、ハンガリーGPの前の時点では、まだ決定は下されていなかったと明かした。
「状況の詳細は、あまり明らかにしたくない。それは、非常にプライベートなことだからね」
そうボッタスは説明する。
「でも、スパ(ベルギーGP)の前には、何が起きていたのかを知っていたと言えるだろう。ブダペスト(ハンガリーGP)は夏休み前最後のレースだったけど、その時点ではまだ決定は下されていないかった。その後スパの前、8月中に共に決定を下したんだ」
前述の通り、ボッタスはメルセデスで5年走るということになった。その月日は彼にとってはどのようなモノだったのだろうか?
「今年のシーズンは、まだ半分近く残っている。だから、まずはそれに集中しなければいけない。それが終わったら、間違いなく見返すことになるだろう」
「できれば、5年連続でのコンストラクターズタイトルを獲得したいと思うし、このチームであと何勝かできればいいと思っている。もちろん、しっかりとポイントを獲得したい」
「楽しかったし、確かに挑戦的なことではあったけど、ルイスと戦うことができるのは本当に楽しかった。彼は間違いなく、素晴らしいチームメイトだったんだ。チームも素晴らしかったし、この数年でかなり印象的な結果を残せたと思う」
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