レッドブルF1、ペレスとの契約延長検討は”夏休み”以降「今は来年のドライバーを考えていない」
レッドブルは、今季からチームに加入したセルジオ・ペレスについて、契約延長に関する話し合いは夏以降になるという。
写真:: Jerry Andre / Motorsport Images
F1モナコGPにマックス・フェルスタッペンが勝ったことにより、コンストラクターズランキング首位の座に立ったレッドブル。2014年から圧倒的な強さを見せてきたメルセデスを、今シーズンは大いに苦しめている。
ただ、フェルスタッペンだけが活躍しているわけではない。シーズン序盤はなかなか上位に食い込むことができなかった今季新加入のセルジオ・ペレスも徐々にそのパフォーマンスを上げてきており、チームのポイント獲得に貢献しつつある。
レッドブルのモータースポーツ・アドバイザーであるヘルムート・マルコ博士はmotorsporrt.comの姉妹サイトであるFormel1.deの取材に応じ、ペレスの活躍について次のように語った。
「ポジティブなことから話し始めよう。それは、レースでのパフォーマンスだ。とても素晴らしいモノだし、時にはマックスに匹敵するレベルなのだ」
マルコ博士は、ペレスについてそう語った。
「彼はモンテカルロでオーバーカットを狙いにいった際、それを証明した。彼はすでにかなり使い古したタイヤで、全ドライバー中最も速いペースで走った。だから、レースのパフォーマンスはかなりのモノがある」
「パフォーマンスが不足している部分は予選だ。その部分を改善するよう、求めなければいけない」
ペレスとレッドブルとの契約は、今季1年限りである。2022年のドライバーはどうするのか? そう尋ねられたマルコ博士は、次のように語った。
「早ければ、夏頃から考え始めることになるだろう」
「我々は、ドライバー市場の中ではかなり求められている存在だ。ドライバーたちは、我々との交渉を試みるまで、他のチームとの交渉や契約を始めるとは思わない」
「我々は今、目の前のチャンピオンシップを手にすることに完全に集中しており、来年のマックス・フェルスタッペンのチームメイトが誰になるかという点については、あまり考えていない」
「彼(ペレス)は間違いなく競争力のある男だ。しかし、まだ時間的な余裕はある」
今季はアルファタウリのドライバーとして活躍するピエール・ガスリーは、定期的にQ3進出を果たすなど、高いパフォーマンスを発揮している。しかし2019年のシーズン序盤にはレッドブルのドライバーを務めながらもなかなか好結果を手にすることができず、シーズン後半はトロロッソ(現在のアルファタウリ)に戻される形となってしまった。
そのガスリーには、アルピーヌに移籍するのではないかとの噂も持ち上がっているが、これについてマルコ博士は、次のように語った。
「私の記憶が正しければ、ガスリーとの契約はさらに2年間有効なはずだ。その契約とは、彼をレッドブルとアルファタウリのどちらでも起用できるというモノだ」
そうマルコ博士は語った。
「でも、ここでも同じことが言える。現時点では、2022年のドライバーについては、まだ何も考えていない。我々は夏休みの間にそれをじっくりと考え、それから決断を下すことになる」
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