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”レジェンド”フィッティパルディ、熾烈なF1タイトル争いに熱視線「レッドブルの方が安定している」

2度のF1王者であるエマーソン・フィッティパルディは、ハミルトンと激しいタイトル争いを繰り広げるフェルスタッペンの方が、より安定して競争力を発揮していると語った。

Max Verstappen, Red Bull Racing RB16B, battles with Lewis Hamilton, Mercedes W12, at the start

写真:: Steve Etherington / Motorsport Images

 レッドブルのマックス・フェルスタッペンと、メルセデスのルイス・ハミルトンが激しいタイトル争いを繰り広げている2021年シーズンのF1。現在はフェルスタッペンがリードしているが、その差は残り5レースで12ポイント。まだまだどうなるか分からない展開となっている。

 F1アメリカGPを訪れた、2度のF1チャンピオンであるエマーソン・フィッティパルディも、ふたりのタイトル争いを楽しみにしているひとりだ。

『Kelbet.nl』のインタビューで、フェルスタッペンとハミルトンのどちらがチャンピオンになるか、すでに見当はついているかと訊かれたフィッティパルディは、次のように答えた。

「答えるのは難しい質問だ」

「だが記録を見ると、マックスが今年何周もリードしているのはすごいことだ。彼はルイスよりもはるかに多い周回数をリードしている。これは彼が様々なコースや状況で非常に競争力があることを示している」

「でも、メルセデスもルイスも、勝つために努力することは間違いない。ルイスは8度目のチャンピオンを獲得し、ミハエル・シューマッハーの記録を破りたいと思っているんだ。そして、フェルスタッペンにとっては初のワールドチャンピオン獲得になる。これからの数レースを見るのは、間違いなく素晴らしいことだろう」

「他にも色々なことが起こっているので、このチャンピオンシップはとてもエキサイティングなものになっている」

 アメリカGPを終えた時点で、フェルスタッペンはこれまでのレース周回数のうち、50%を超える504周でラップリードを記録。対して、ハミルトンは154周に留まっている。

 だがフィッティパルディがマクラーレンで2度目のタイトルを獲得した1974年、彼はシーズンを通してわずか77周しかラップリードを記録していない。ランキング4位に終わったフェラーリのニキ・ラウダが339周をリードしながら、終盤に5戦連続リタイアを喫したのとは対照的だ。

 レースは何が起きるか分からない。それだけに、いかに確実にポイントを積み重ねていけるかが、タイトル争いで重要になってくると、フィッティパルディは語った。

「まあ、あらゆるレースのあらゆるラップで状況が変わる可能性はある。だが統計的には、マックスの方が安定してレースをリードしている。私の考えではふたりとも毎レース確実にトップ3でフィニッシュすることに集中しなければならない。ポイントが必要なのだから、完走できなければ問題だ」

 経験という意味では、すでに何度もチャンピオン争いを経験してきたハミルトンが上手だ。だがフィッティパルディは、本格的なタイトル争いに初めて挑むフェルスタッペンにとって、それは問題にならないと考えている。

 今季のレッドブルとフェルスタッペンは、メルセデスとハミルトンよりも安定してパフォーマンスを発揮していることも、その一因だという。

「今のルイスは、困難な状況下での経験が豊富だ。彼は後方からでも上へ上へと追い上げ、常にトップか2位、3位でゴールする。経験があるからこそ、彼はミスをしない。経験が役に立つことは確かだ」

「しかし、マックスもすでに非常に良い経験を積んでいる。マックスは今年で7年目だ。彼はレースを完走する方法を知っているし、状況をコントロールする方法も知っているから、その経験が大いに役立つんだ」

「今のレッドブルチームは、どのコースでも安定した良いマシンを持っている。様々なコースで、常に安定した速さと高い競争力を発揮している。今年のレッドブルは、様々なコースでメルセデスよりも競争力があるように思う。より安定していて、常に速い。外側から見るとね」

 フェルスタッペン自身も、仮に今季タイトルを獲得できなくても、「人生が変わるわけではない」と冷静なコメントを残している。

 フィッティパルディもこの考えに理解を示し、一流のアスリートだからこその考え方だと話した。

「彼が何を言ったのか正確には知らないが、ルイスやマックスのようなレベルのアスリートは、たとえ物事がうまくいかなくても、来年には再び速くなれる、再び競争力を持てると分かっているのだ。これが人生最後のチャンスでもなければ、最後の優勝になる可能性があるわけでもない。アスリートは経験を積めば積むほど、挫折を乗り越える術を身につけていく。この世の終わりではないんだ」

「すべてのドライバーは、パフォーマンスのピークを迎えるための考え方を持っている。アスリートにもそれぞれの考え方があるんだ。テニスのトップ選手やグランプリのトップドライバーを見ても、みんなとても強いマインドを持っている。そして、それがハマった時に彼らは自分が何をしているのかを把握できるんだ。もしマックスが今年勝てなくても、また強くなって挑戦できると分かっているんだ」

 F1は次戦のメキシコGPからブラジルGP、カタールGPまで怒涛の3連戦での開催となる。タイトル争いがどんな展開となるか、見逃せない1ヵ月となりそうだ。

 
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