マクラーレン代表、イタリアGP優勝を喜ぶも慢心せず「今は祝え! でも、オランダの惨敗を忘れてはいけない」

マクラーレンのアンドレアス・ザイドル代表は、イタリアGPでダニエル・リカルドが優勝したことを喜びつつも、幸運などなくても勝てるようになる日まで、懸命に働き続けなければいけないと語った。

マクラーレン代表、イタリアGP優勝を喜ぶも慢心せず「今は祝え! でも、オランダの惨敗を忘れてはいけない」

 マクラーレンのアンドレアス・ザイドル代表は、F1イタリアGPの優勝について、土曜日に行なわれたスプリント予選レースを見て、狙うことができるかもしれないと感じ始めたという。

 F1イタリアGPを勝ったのは、マクラーレンのダニエル・リカルドだった。マクラーレンが勝利するのは、2012年最終戦ブラジルGP以来のこと。また2位にチームメイトのランド・ノリスも入ったため、マクラーレンとしては2010年カナダGP以来の1-2フィニッシュも達成した。

 レッドブルとメルセデスが圧倒的な強さを見せる今シーズンの中で、マクラーレンのマシンがトップチェッカーを受けるということは、大番狂わせのように見える。しかし同チームのザイドル代表は、スプリント予選レースが終わった段階で、勝利を狙えるかもしれないと思うようになったという。

「金曜日、そしてスプリント予選レースで見たパフォーマンスの結果、今日のレースでトップ争いに加わることができると分かっていた」

 ザイドル代表はそう語る。

「ルイス(ハミルトン/メルセデス)やマックス(フェルスタッペン/レッドブル)のような速いマシンの前に立つことができれば、レースを勝つために戦うチャンスが実際にあったんだ。近付いても、オーバーテイクするのは難しかったからね」

「最終的にそれがうまくいった。チームとダニエルは、競争力があるマシンを手にしていて、しかも大きなポイントを獲得できるというチャンスを知りつつ、大きなプレッシャーの中でそれを実際にやってのけたのはとても印象的だったと思う」

 そして、ハミルトンとフェルスタッペンのクラッシュがなかったとしても、それは変わらなかったとザイドル代表は考えている。

「ルイスとマックスのクラッシュがなくても、今回のレースは我々が完全にコントロールできていたし、ダニエルもランドも、後続との差をしっかりとマネジメントしていた」

 ザイドル代表はこの好結果を手にすべく尽力したチームの全員を称えると共に、前戦オランダGPでは大苦戦して僅か1ポイントの獲得に留まったことを鑑み、気を引き締めた。

「ピットストップ、タイヤのマネジメント、戦略に関わったチームの全員に感謝したい。チーム全員の懸命な仕事ぶりにとても満足している」

「ただ、1週間前のオランダGPでは大苦戦したから、有頂天になってはいけない。再びこのポジションを争うために、懸命に働き続ける必要がある」

 マクラーレンが長く勝てなかった間、いくつかのトップグループ以外のチームが勝利を手にしてきた。この2年だけを振り返っても、アルファタウリ、レーシングポイント(現アストンマーチン)、アルピーヌが優勝……これはマクラーレンにとっては苛立たしいことだったのか? そう尋ねられたザイドル代表は、次のように語った。

「他の人たちが勝つのを見るのは、決して苛立たしいことではない。なぜなら最終的にレースに勝った場合は、それに値するということだからだ」

 そうザイドル代表は語る。

「私にとって重要なことは、最終的に勝ちを争えるポジションに辿り着くために、チームとしての改善を続けていくことなんだ。結局のところチームとしてはそこに到達するつもりだし、我々はそこに辿り着きたいのだ。コース特性、タイヤ選択、コースのコンディションに関係なく、毎週末自分たちのパフォーマンスでレースに勝つことができるポジションにね。それが、私が集中していることだ」

「しかし確かに、使えるチャンスがある時には、それを利用したい。今回のような瞬間は、チームの全員にとって、そしてダニエルにもランドにも、メルセデスの同僚にとっても、懸命な働きに報いるモノになるからね。それは、忘れられないことになるだろう」

「こういう瞬間は、それほど頻繁に訪れるモノじゃない。だから、今は祝うことが重要だ」

「我々は順調に前に進んでいる。まだまだやるべき仕事はたくさんあるが、今回の週末にやってのけることができたことは、とても嬉しい」

 

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