イギリスGPで新しいのはスプリント予選レースだけじゃない! フェラーリ代表「新タイヤもチームを悩ませる」

フェラーリのチーム代表であるマッティア・ビノットは、次戦イギリスGPについて、初めて投入される新タイヤを予選前に試す機会がFP1の60分しかないため、そのことが混乱を生むことになるかもしれないと考えている。

イギリスGPで新しいのはスプリント予選レースだけじゃない! フェラーリ代表「新タイヤもチームを悩ませる」

 2021年のイギリスGPでは、F1の歴史上初めて、スプリント予選レースで決勝のスターティンググリッドを決めることになる。そのスプリント予選レースが行なわれるだけでなく、このグランプリの週末は、フォーマット自体がこれまでとは大きく異なる。

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 フェラーリのチーム代表であるマッティア・ビノットは、この新たなフォーマットにより、非常に難しいグランプリになるかもしれないと考えている。

 スプリント予選レースが実施されることに伴い、金曜日にはフリー走行1回目(FP1)と、これまで通りの予選が行なわれ、土曜日にはFP2とスプリント予選レース、そして日曜日には決勝レースを行なうことになる。つまり、これまでは予選への準備にFP1〜FP3を使うことができたが、今回はFP1を走っただけで、予選に挑まねばならないということになる。

 しかもこのイギリスGPからは、新構造のタイヤが持ち込まれることになっているため、FP1の60分のみでそのパフォーマンスを掴まなければならないのだ。

「我々はオーストリアでテストした新しい仕様のタイヤを、シルバーストンで使うことになる。それを忘れてはならない」

 フェラーリのビノット代表はそう語った。

「ほとんどのチームは、そのタイヤについてもう少し経験を積む必要があるだろう。しかし、予選を迎える前には、金曜日のフリー走行しか走る機会はないので、時間はほとんどない。だから、新しいスペックのタイヤで、すぐに予選を迎えなければいけないのだ」

「そして新しいフォーマットにより、金曜日の午後からパルクフェルメ状態となる。ほとんど経験したことのない状況だ。とてもエキサイティングなことだろう」

 そしてビノット代表は、FP1だけしかタイヤを評価することができないため、セットアップの最適化もできない状況で決勝を迎える可能性が高いと指摘。いつもとは異なる勢力図になる可能性があると語った。

「タイヤについての経験が不足するため、セットアップも最適化するのは難しいだろう。そうなると、多少の混乱が生じるかもしれない。そういう意味では、素晴らしいレースウイークエンドになるだろう」

 フェラーリは第9戦オーストリアGPまでに122ポイントを獲得し、コンストラクターズランキング4番手につけている。3番手のマクラーレンとの差は19ポイントだ。そしてそのマクラーレンは、金曜日は低調な走りを見せ、セッションを経るに連れてパフォーマンスを上げていくような傾向にも見える。そんな隙を突き、フェラーリが大量得点を手にすることができれば、ランキングで逆転する可能性もあるかもしれない。

 

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