メルセデス昇格のラッセルは“ポスト・ハミルトン時代”の担い手? チーム代表「同世代で彼が間違いなくナンバーワン」

メルセデスでチーム代表を務めるトト・ウルフは、来季ウイリアムズからメルセデスへ加入するジョージ・ラッセルを「彼の世代の中では、本当にベストなドライバー」だと称賛している。

メルセデス昇格のラッセルは“ポスト・ハミルトン時代”の担い手? チーム代表「同世代で彼が間違いなくナンバーワン」

 メルセデスのチーム代表であるトト・ウルフは、メルセデス加入が決まったジョージ・ラッセルを「彼の世代の中では本当にベストなドライバー」と高く評価している。

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 ウイリアムズでデビューから3シーズンを過ごしたラッセルは、来季からメルセデスへ移籍。バルテリ・ボッタスの後任として、7度のF1世界王者であるルイス・ハミルトンの僚友としてメルセデスでF1を走ることとなった

 ラッセルをチームへ迎え入れたウルフは、彼の加入の決め手として“チームの若返り”を挙げた。今シーズン、ハミルトンは8度目のF1タイトル獲得に向けて戦いを続けているものの、来年は37歳と、キミ・ライコネン(アルファロメオ)の今季限りの引退により、来季のグリッドではフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)に次ぐ2番目に年長のドライバーということになる。

 ハミルトンとメルセデスは2023年末までの契約を結んでいるが、今季のタイトルを争っているマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ/23歳)と比較すれば、彼のF1キャリアはそう長くはないだろう。

 フェラーリのシャルル・ルクレール(23歳)やマクラーレンのランド・ノリス(21歳)など次世代のF1を担う若手ドライバーが上位チームで中核となる中、メルセデスもハミルトン引退後のチームの旗振り役を見据えてか、23歳のラッセルを昇格させた。

「ドライバー選択の際は、常にそのドライバーを最大限に尊重して行なう必要がある」とウルフは語った。

「バルテリも、チームの過去5年間の成功に欠かせない存在だった。チームの安定性を維持するために、仲の良いドライバーふたりに成功の一端を担ってもらうか、あるいは次の世代へ移行してチームを若返らせるのか。そのバランスを取ることが非常に重要だった」

「他のトップチームの多くは、才能溢れる若いドライバーを雇っている。それ故にこの状況下で我々はジョージを選び、ルイスの隣でどのように学んでいくかを見ることにした」

「ジョージの一番の強みは、多くの能力や才能に恵まれているところだ。そして彼はとても野心的だ。彼のキャリアに目を向けると、同世代では本当に1番だと分かる」

 2022年からのF1には新レギュレーションが導入される。大きくマシン構造が変貌する中、メルセデスやレッドブルなど現在トップを走るチームがそのままの順位を保つことができる保証はない。ただウルフはマシン開発競争の面で不安は残るものの、ラッセルのパフォーマンスに疑いはないと考えている。

「最初のハードルは、(タイトル争いができる)マシンに仕上げることだろう」とウルフは来季に向けて語った。

「そうであれば、我々は常にトップや2番手を走るマシンを手にすることを想定している。しかしまずは、マシンを戦える状態に持っていきたいと考えている。まだ我々はそこにたどり着いていない」

「仮に競争力のあるマシンが我々にあれば、彼(ラッセル)にはレースで勝ち、成功を収めるだけの能力があると思う。その段階で『彼にはチャンピオン争いに勝つ準備ができている』などとは言いたくないし、現段階では議論するには時期尚早過ぎる」

 
 

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