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ハースF1、アメリカGPの抗議は『ダブスタやめようね!』の意思表示? オレンジボール今季3回の経験者ならでは

ハースF1のギュンター・シュタイナー代表はアメリカGPで行なったマシンの安全性に関する抗議は、FIAに対する”一貫性への思い”から行なったモノであると話した。

Guenther Steiner, Team Principal, Haas F1

Andy Hone / Motorsport Images

 ハースF1のギュンター・シュタイナー代表はF1アメリカGPで行なった一連の抗議が、FIAに対する一貫性への思いから行なわれたものであると話している。

 COTAで行なわれたアメリカGPでは、7番手フィニッシュだったフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)にレース後に30秒のタイム加算ペナルティが科された。その結果、15位まで降着する事態となった。

 このペナルティは、右のリヤビューミラーにダメージを負ったままアロンソが走行を続けていた事に対する、ハースの抗議が発端となっている。なおハースはレースコントロールに2度連絡し「調査中」と伝えられたものの、何の措置も取られなかったことも、後に明らかとなった。実際、アロンソの右ミラーは走行中に脱落している。

 ハースの抗議を受けたスチュワードは調査の結果、安全性の面で違反があったと認定。前述のペナルティを科すことになったのだ。なおハースはアロンソだけではなく、セルジオ・ペレス(レッドブル)がフロントウイングのエンドプレートが破損した状態で走行を続けていた件も抗議していたが、こちらは却下されている。

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 アロンソにペナルティが下されたことで、ハースはケビン・マグヌッセンが8位に繰り上がり、4ポイントを獲得。抗議は”成功”したと言える結果となった。

 ただシュタイナー代表は今回の抗議はポジションアップを目論んだモノというよりも、むしろFIAの一貫性について訴えることを目的にしていたのだと主張している。

 これはハースが今シーズン3回に渡りピットでのマシン修復を指示するブラック&オレンジの通称オレンジボールフラッグが提示され、レースをふいにすることとなったことを考えれば、自然な考えと言えるかもしれない。

「誰かをターゲットになどはしていないよ」と、シュタイナー代表はmotorsport.comに語った。

「つまり、こちらとしては一貫性を必要としているんだ。FIAは規制当局であり、彼らが一貫性を備えている必要がある」

「ミラーがひとつ脱落し、ルールではミラーが2つ必要であるとされている場合、なぜひとつで良いと言えるのか? (ミラーは)ふたつ必要だろう」

「(アクシデントに際し)大丈夫な場合もあれば、大丈夫ではない場合もあるだろう。我々は良いのか悪いのか、それを判断する方法を見つけることが必要なんだ。そして、そこに一貫性があるかどうか……それを見つけようとしていた」

「我々は将来に向けて取り組んでいる。ミラー無しで走る事例だが、我々の理解するところでは、ルール上は2つのミラーが必要だとされている。非常にシンプルだ。彼がどう失ったかはよく知らないが(アロンソのマシンは)ミラーはひとつだったということだ」

「ミラーが飛んでいくのを見たし、彼はブラック&オレンジフラッグが振られるべきだったし、安全性を満たす必要があったのだから、彼は失格になるべきだ。ヘッドレストが飛んでいけば、リタイアする必要があるのと同じだ」

Fernando Alonso, Alpine A522

Fernando Alonso, Alpine A522

Photo by: Zak Mauger / Motorsport Images

 またシュタイナー代表はペレスの破損したフロントウイングに関しても、エンドプレートが残っていればブラック&オレンジフラッグの対象になるのに対し、”ちぎれ飛んだ”場合はペナルティを免れるという点も、明らかな異常だと強調した。

「フロントウイングについても、ふたつの評価があるようだ。(破損した部分が)失われたら、それは問題ない。しかしはためいていたら、脱落はしないと伝えても、問題になるんだ。そういう違いがある」

「フロントウイングにも色々作り方はあるが、我々は脱落しないようにするのがより安全だろうと考えて、その方法を採っているんだ」

 シンガポールGPでエンドプレートの損傷でピットインを強いられたマグヌッセンも、チーム側のFIAによる決定の一貫性を確認したいという考えに同意している。

「彼らは一貫している必要がある」と、マグヌッセンは語る。

「パーツが飛んで危険だという議論は十分に理解できる。でも僕に今年3回もブラック&オレンジフラッグを出しているんだから、今日のように、ぶらぶらしたパーツがあってもフラッグが出されないのを見れば、フラストレーションも溜まる」

「理解できないよ。僕がフラッグを振られたときのレースでは、ポイントを獲得できたかもしれなかったんだ。そして、(獲得できていれば)分配金に関わるランキングも変わっていたかもしれない。実際にチームの将来に向けて、大きな価値のあることなんだ」

「僕は彼らがどの方向に進もうと気にしない。方向性を定めていて、一貫性がある限りはね」

 
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