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テストでトラブル続きのハースF1、代表はさほど悲観していない?「我々が最速ではないが最遅でもないはず」

ハースF1のギュンター・シュタイナー代表は、バルセロナテストでの周回数が不足しているにもかかわらず、新車VF-22のポテンシャルには「良い希望」が持てると考えている。

Nikita Mazepin, Haas VF-22

写真:: Mark Sutton / Motorsport Images

 ロシアのウクライナ侵攻の影響により、タイトルスポンサーであるロシア企業ウラルカリとの契約について再検討を強いられるなど、現在難しい状況に置かれているハースF1チーム。彼らは先日行なわれたバルセロナテストでの結果自体も振るわない状況であり、ミック・シューマッハーとニキータ・マゼピンのふたりで3日間合計160周しか走れず。これは全チーム中最少の数字となっている。

 ハースの新車VF-22は、テスト初日と3日目に相次いでトラブルに見舞われ、ガレージで多くの時間を過ごした。しかし、2日目にしっかりとした走りを見せられたことは、チーム代表のギュンター・シュタイナーも前向きに捉えている。

 シュタイナー代表はmotorsport.comに次のように語る。

「我々は十分な走行ができなかった」

「初日はいくつか小さな問題があって、それが大きな影響を及ぼした。それほど大きな問題ではないかもしれないが、そのせいで十分走れなかった」

「その問題の一部はフロアだ。しかし、午前中には燃料ポンプの問題が発生し、さらに冷却パイプが壊れたことでバッテリーを動かせなくなっていた」

「2日目はとてもよかった。多くのことを学ぶことができたし、良い希望を持てた。クリーンな1日を過ごすことができれば、進歩も早い」

「金曜日(3日目)の朝、9周を走ったところでオイル漏れがあり、エンジンを外して修理したが、オイル漏れはさらにひどくなっていた。そんな1日だった。テストの総括をするならば、2日目は良かったが残りはそれほどでもなかったね」

 シュタイナー曰く、チームのクルーが新車に慣れていないことが、ガレージでの修復の遅れに繋がったという。

「このマシンはとても複雑で、メカニックにとっては難しい。初めて故障した時は、その原因を理解するのに時間がかかるし、修理にも時間がかかる」

「というのも、3年近く同じクルマを使って慣れているスタッフにとっては、全てが新しいのだ」

 他のチームと同様に、ハースもポーポイズ現象と呼ばれる走行中に車両が激しく浮き沈む現象に悩まされていた。シュタイナーは、初めてこの現象が起きたのはテスト前のフィルミングデーだったと明かし、事前に対応を開始することができたと語った。

「他の皆と同じように、我々もポーポイズについて学ぶ必要がある」

「F1チームは対応力に長けている。我々はフィルミングデーでその問題に気付いたが、その日の夜にはスタッフが風洞に入るなど、すぐに取り掛かったんだ」

 またピレリの18インチホイール用タイヤの感想について、シュタイナーはこう語っている。

「タイヤに対する不満の声はほとんど聞かなかったので、良いんだと思う。タイヤに関しては、ニュースがないことがグッドニュースなんだ」

「摩耗に関しても問題ない。ただ、まだ誰も細かいところまで突っ込んではいないと思うので、絶賛という訳にはいかないだろう」

 前述の通り、どのチームよりも走行距離を稼ぐことができなかったハースだが、シュタイナーはチームが2021年のように最後尾が指定席になるようなことはないと考えている。また、シモーネ・レスタ率いるVF-22のデザインチームが、レースチームとより密接に連携していると強調した。

「誰の立場もまだわからないと思う。もちろん、我々が一番速いとは思わないが、一番遅いとも思っていない」

「彼ら(デザインチーム)はほぼ1年孤立していた。彼らは21年型マシンに影響を与えていないが、それは必要がなかったからだ」

「ただ、この1年で絆が深まるだろう。昨年彼らは自分たちのプロジェクトに取り組み、レースチームの人間がレースに参加するといった感じだったが、今年からは彼らが直接マシンに関わり、マシンを改善していくことになる」

 
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