NetflixのF1番組、第3シーズン配信開始。ハース代表「ドラマチックにするのは彼らの仕事」
ハースF1代表のギュンター・シュタイナーは、Netflixの配信するF1ドキュメンタリー番組における表現が誇張されていても問題はないと語った。
写真:: Sam Bloxham / Motorsport Images
動画配信サービス大手のNetflix制作によるF1のドキュメンタリー番組「Formula1:Drive to Survive」。番組は新規ファンの獲得にも貢献し人気を博しているが、ドライバーやチームへの演出が批判されることもあった。しかし、ハースのギュンター・シュタイナー代表はそれを問題視していない。
同ドキュメンタリーシリーズはこれまでに2018、2019年の2シーズン分が制作。そして3月19日には新たに2020年シーズンを取り扱った第3シーズンの公開が始まった。
これまでのシリーズで歯に衣着せぬ態度などから人気を集めていたハースのシュタイナー代表は、第3シリーズでも大きく取り上げられている。昨シーズン終盤戦で起きたロマン・グロージャンの大クラッシュは、このシリーズ後半の大きなストーリーラインとなっているのだ。
シュタイナー代表はこのドキュメンタリーシリーズを視聴しておらず、今後も視聴することはないと話す。しかし作品の表現方法を問題にすることはなく、映像制作側が出来事を可能な限りドラマティックにすることは彼らの仕事だと理解を示している。
「映画製作者たちのことは知っているが、彼らはできる限りのベストを尽くしている。それは明らかだ」
シュタイナーはmotorsport.comにそう語った。
「私は(番組内で)何がどう扱われているかは知らないが、だからこそこれに批判的な人に同意はしない。どう扱われていたかを知らないから、そのことについてあまり意見は持っていないんだ」
「映像業界の人が視聴者が楽しめるよう、常にベストを尽くそうとしていることは知っている。我々はその中で生きて行かなきゃいけないし、共存していくことは可能だ。そこで語られる物語が完全に間違っていない限りね」
「私は実際のところ(内容が)真実ではないとは耳にしていない。恐らく多少センセーショナルにされているかもしれないが、それ以外は基本的に大きく変わってはいないのだろう。少なくともそれが私の理解するところだ」
なおシュタイナー代表はNetflixの撮影クルーについて存在を忘れるほどであり、ある点でチームの一員のようだったと語っている。
「彼らはレースウィークエンドに向けてチームに溶け込んでいったんだ」
「そして今年は少し違っていたようにも思う。時にはマイクが頭上にあっても気が付かないことすらあった。もちろんそうでなければ、いつ撮影されていて、されていないのかは正確に分かっている」
「彼らが唯一することは、より良い音声を得るためのマイクをどうにかすることだ。だが何をしているのかはよく分かっているし、驚くことはない」
「しばらくすると彼らには気を止めないようになって、日常の一部になる。だから本当に何の問題もないんだ。凄く良い人達だし、彼らも仕事をしているだけなんだ」
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