スピンが続くマゼピン……ハースF1代表「彼は少し攻めすぎている」
ハースF1チームの代表であるギュンター・シュタイナーは、エミリア・ロマーニャGPのフリー走行1回目で2度のスピンを喫したニキータ・マゼピンについて、少し頑張りすぎていると考えている。
Nikita Mazepin, Haas VF-21
Mark Sutton / Motorsport Images
ハースF1チームのニキータ・マゼピンは、エミリア・ロマーニャGPのフリー走行1回目で2度にわたってスピン。2度目のスピンが赤旗の原因となった。
開幕戦でもスピンを連発したマゼピンについて、チーム代表のギュンター・シュタイナーは、少し頑張りすぎているようだと語る。
「ある段階で、そういうミス(スピン)を減らす必要がある。でも彼は、そのために懸命に努力している。私は、彼が少し攻めすぎていると、時々感じることがある」
そうシュタイナー代表は説明する。
「彼は限界を見つける必要がある。しかしそれは、我々ではなく、彼が見つけるべきモノだ。そのための手伝いをすることはできる。しかし、これは前にも言ったことだが、学ぶということは苦痛を伴うモノだ」
「それは痛みを伴うモノだ。うまくいけば、それはある段階で止まる。そうなれば、彼は良いポジションに立てるだろう」
シュタイナーは、マゼピンが抱える問題は、ドライビングが難しい今季のハースのF1マシンによっても足を引っ張られている部分があると示唆する。
「バーレーンでは、彼は風の状態も学ばなければいけなかった。バーレーンでは、風が非常に吹き荒れていたからね」
そうシュタイナー代表は語る。
「我々のマシンは、昨年の段階で既に風に弱かった。それを理解するために、いくつかのスピンは起きた。ミック(シューマッハー)も、レースでその問題を抱えていた」
「もちろん、マシンをスピンさせようとしているわけではない。でもその一方で、そういうスピンは学ぶための一部だ。それに数字を打ったり、考えることに時間をかけたりしたくない。私の意見では、その問題は徐々に解決するだろうと思っている」
シュタイナー代表曰く、マゼピンがF2マシンからの切り替えに苦戦していると判断するには、まだ早すぎると感じているという。
「結論を出すには、まだ早すぎると僕は思う」
そうシュタイナー代表は付け加えた。
「我々はまだ、今シーズン2戦目を迎えたばかりだ。誰かを判断するには、少し早すぎる。確かに彼(マゼピン)は、バーレーンで何度かスピンを喫したがね」
「F2からF1へのステップアップは、おそらく難しいモノだろう。バーレーンも非常に難しい状況だった。彼は昨年、メルセデスのマシンをドライブした。彼は何かを学んだと思う」
「彼はまた、我々のマシンがメルセデスほど良くないことを学ばなければいけない。それについて、非常にオープンだ。それを隠そうとはしていない。確かにメルセデスは、我々のマシンほども扱いにくくはない」
「しかし我々は、ここで1年を通じて学ぶことができる。1年中スピンするようなことがないといいね。しかし、我々は学ぶためにここにいる。それが我々がやろうとしていることだ」
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