ストロール、2020年は”最高のシーズン”。だけど「たくさんのチャンスも逃した」
アストンマーチンF1のランス・ストロールは、2020年シーズンがこれまでのキャリアで最も成功した1年だったとしながらも、多くのチャンスを逃したと考えている。
写真:: Andy Hone / Motorsport Images
2020年はレーシングポイントのドライバーとしてF1を戦い、チームの名称がアストンマーチンと変更される2021年も引き続き同チームに在籍するランス・ストロール。彼は昨シーズン、トルコGPでポールポジション、イタリアGPとサクヒールGPで3位表彰台を獲得するなど、自身のF1キャリアでもっとも成功した1年を過ごした。
しかしながらストロールは、運が悪かったり、新型コロナウイルスに感染することがなければ、もっと良い成績を残すことも可能だったと考えている。事実ストロールは、新型コロナウイルスによるものと見られる体調不良により、アイフェルGPを欠場した。
「いくつか良いリザルトも手にすることができた。4位、表彰台、ポールポジションだからね。これは、2020年シーズンのハイライトのひとつだった。良い1年だったよ」
ストロールはそう語った。
「しかしそれと同時に、僕らが手にしていたマシンでの”チャンス”を逃した年でもあったように思う。僕らは、とても競争力のあるマシンを持っていたんだ」
たしかにストロールの前半戦は非常に印象的だった。一時はルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタスのメルセデス勢、レッドブルのマックス・フェルスタッペンに次ぐランキング4番手につけていた時もあった。
しかしイタリアGPで表彰台を獲得した後、リタイア、アクシデント、欠場……などにより5レース連続で無得点となってしまった。
「シーズン前半、僕はランキング4番手になっていた時期もあった。他のドライバーとはかなりの差があったんだ」
そうストロールは説明する。
「ムジェロでのパンクがあった。そこではポイントを取りこぼすことになった。僕の中では、たくさんのレースで少し苛立たしさを感じていたんだ。浮き沈みがあったけど、モンツァでの表彰台から少し下り坂になってしまったんだ」
「それらのレースでは、多くのチャンスもあった。ムジェロでは表彰台を目指していたのに、パンクに見舞われてしまった。ニュルブルクリンクは、新型コロナウイルスに感染したことでレースに参加することができなかった。他にも不運なレースがあった。リタイアしたことで、ポイントを獲得できなかったんだ」
「だからシーズン全体を考えれば、チャンスを逃したのは確かだ。でも全体としてとても楽しい年だった。良い1年だったと思うよ。シーズンのほとんどで、競争力のあるマシンで戦うだけでよかったからね。最高だったよ」
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