原因不明のタイヤ摩耗で9位のストロール「何が起きたのか理解できない」と悔しさあらわ
ランス・ストロールは、ポールポジションからスタートしたF1トルコGPで、タイヤのグレイニング(ささくれ摩耗)に苦しみ初優勝のチャンスを失ったことに悔しさを隠しきれていない。
写真:: Steven Tee / Motorsport Images
F1トルコGPでポールポジションからスタートしたのは、レーシングポイントのランス・ストロールだった。彼は決勝のスタートもうまく決め、快調に2番手以下との差を広げていったため、このままF1初優勝もあり得るのではないかとみられていた。
ウエットタイヤからインターミディエイトタイヤに履き替えた後もトップをキープしていたストロールだったが、徐々にペースが上がらなくなり、2番手を走るチームメイトのセルジオ・ペレスとの差が縮まっていった。そのため、22周目に2度目のピットインを行ない、再びインターミディエイトタイヤを履いた。
しかし、その後ストロールはタイヤにグレイニング(ささくれ摩耗)が発生してしまったことで全くペースが上がらなくなり、次々とライバルに交わされる展開となった。彼は実に6台のマシンにオーバーテイクを許し、優勝したルイス・ハミルトン(メルセデス)から1分以上差をつけられての9位フィニッシュに終わった。
「何が起こったのか分からない。理解できないよ」
レース後にストロールはそう語った。
「1セット目のインターミディエイトタイヤでもグレイニングが酷かった。1周で数秒ロスしていたので、僕たちはピットに入ることを決めたんだ」
「どこからあのグレイニングが発生したのか分からない。急に起こったんだ。そしてまたグレイニングができて、それが大きくなって……全くペースが上がらなくなった」
「今日はかなり酷かったから、その原因を調べないといけない」
序盤は2番手のペレスに対して大きなリードを築いていただけに、そのリードが無駄になってしまったことはストロールにとってかなり悔しかったようだ。ペレスは結局、序盤にインターミディエイトタイヤに交換したのみで48周を同じタイヤで走り切り、2位でフィニッシュした。
「10秒差をつけてリードしていたのに、一気に9位まで落ちてしまうなんて悔しいよ」とストロールは続ける。
「どうしてこんなことが起きるのか理解できない。なぜ僕のマシンが他よりも激しいグレイニングに襲われたのか、調べないといけない」
「なぜなのか全く分からないよ」
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