ストロールに非あり。F1オーストラリアGP予選Q1でのラティフィとのクラッシュでグリッド降格ペナルティ
アストンマーチンのランス・ストロールは、F1オーストラリアGPの予選Q1でニコラス・ラティフィ(ウイリアムズ)に接触したとして、3グリッドの降格ペナルティを受けた。
写真:: Mark Sutton / Motorsport Images
アストンマーチンのランス・ストロールは、F1オーストラリアGPの予選でのニコラス・ラティフィ(ウイリアムズ)とのクラッシュに関し、全面的な非があるとして、3グリッドの降格ペナルティを言い渡された。
ふたりのクラッシュが発生したのは予選Q1の終盤。Q2進出をかけたドライバーたちは、タイム計測を前に入念なタイヤのウォーミングアップを行ないつつ、アタックに向けたポジション取りを行なっていた。
そのような中で、ラティフィは後方から迫るストロールがアタックを開始したと判断し道を譲ったものの、ストロールはアタックを開始しなかった。ならばとラティフィがターン5〜6の区間でイン側からストロールの前に出ようとしたところ、ストロールがイン側にマシンを動かし、ラティフィの左リヤと接触。2台とも速度域は低かったものの、ラティフィのマシンからは左リヤタイヤが飛んでしまうなど、大きなダメージを負った。
ふたりはチーム無線でお互いを非難し、スチュワードは予選セッション終了後にこの件を審議すると即座に通達した。
審議の結果、接近してくるラティフィに対して「状況認識が不足していた」としてこの件の非はストロールにあると判断され、決勝レースでの3グリッド降格ペナルティとペナルティポイント2点加算がストロールに言い渡された。
ただFP3でのクラッシュが祟りタイムを計測出来ていなかったことを考えると、ストロールにとってこのペナルティによる影響は小さいと言えよう。
「彼はコースのとても不可解なエリアで突然、僕を追い越そうとした」とストロールはクラッシュについて語った。
「コースは右へ、左へと続いていくから、そこで仕掛けるだなんてとても不可解だ」
「彼は突然、僕の側を通り抜けようとしていた。コースは右に続いていくから(スペースは)狭くなり、僕らは接触してしまった。馬鹿げたアクシデントだよ」
一方、ラティフィはクラッシュの映像を見て、どちらに非があるかは「明らかだ」と語った。
「彼が予選ラップを始めようとプッシュしていたから僕は彼を通したし、(チームにも)そう伝えられていた」
「彼がラップを中断したのを見て、僕は準備ラップを続けたいと思っていた。それで僕は彼を抜き返そうとしたんだ。大きな差もあったし、彼を抜いたと思ったんだけど、どういう訳か彼はステアリングを切った。映像で見れば、一目瞭然だ」
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