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「勝利が手から滑り落ちてしまった」ストロール、イタリアGP3位も悔い残る

F1イタリアGPで3位表彰台を獲得したレーシングポイントのランス・ストロールは、赤旗後のレース再開時にスタートを失敗したことで、勝利のチャンスを失ったと振り返った。

Lance Stroll, Racing Point RP20, Lando Norris, McLaren MCL35, and Valtteri Bottas, Mercedes F1 W11

写真:: Andy Hone / Motorsport Images

 F1第8戦イタリアGPで、レーシングポイントのランス・ストロールは3位表彰台という好結果を得たが、赤旗からのレース再開時にミスを犯したことで、優勝のチャンスを失ったと振り返った。

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 ストロールはレースを8番手からスタートすると、セーフティーカー出動時にステイアウトする戦略を採ったことが奏功し、2番手浮上。この時点ではタイヤの交換義務を果たしていなかったが、シャルル・ルクレール(フェラーリ)のクラッシュに起因する赤旗中断時にこのタイヤ交換義務を果たし、2番手にポジションを上げた。赤旗中にタイヤ交換を行なうことが可能だったことで、タイムロスを受けることがなかったため、大きなアドバンテージとなったのだ。

 しかも先頭のルイス・ハミルトン(メルセデス)にはストップアンドゴーペナルティが科されることが決定していたため、ストロールは実質的にトップの位置でレースを再開。その時点では大きなチャンスを手にしていた。

 しかしストロールはリスタート時の蹴り出しが悪く、ピエール・ガスリー(アルファタウリ)らの追い抜きを許してしまい、一時は5番手に転落した。

 ペースを持ち直したストロールは、そこから巻き返して3番手に戻り、そのポジションでチェッカーを受けた。彼にとってはキャリア2度目の表彰台である。

「何年振りかに表彰台に立ったけど、ここに戻るのはいい気分だね。本当にクレイジーなレースだったよ」

 2017年のアゼルバイジャンGP以来の表彰台に登壇したストロールは、レース後にそう語った。

「ピエールのことも嬉しく思うよ。素晴らしいリスタートだったし、彼は本当にこの勝利に値する。彼はレース全体を通じて、一貫性を保っていたんだ」

「(自分については)ちょっとガッカリだけどね。2番手の好機を失ったのは僕の責任だけど、リスタートでグリップがなかったんだ」

「凄くホイールスピンしてしまって、みんなが追い抜いていった。最初の数ラップはカルロスとバトルになって、アウト側から追い抜いても、彼はターン1にかけてまた抜いていったんだ」

「そこでバトルをしていたから、3位を拾えたことは嬉しく思っている。今日、勝利は僕らの手のひらから滑り落ちてしまったけど、3位は素晴らしいものだ」

 

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