速報ニュース

F1 トルコGP

ストロール、ペナルティ免れポール確定。マクラーレンは2台ともにグリッド降格

F1トルコGPの予選に関する審議の結果、マクラーレンのカルロス・サインツJr.には3グリッド、ランド・ノリスには5グリッドの降格ペナルティが出された。

Luke Smith

Luke Smith

編集: 2020/11/15 3:49

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

Lance Stroll, Racing Point RP20, Lando Norris, McLaren MCL35

 ウエットコンディションで行なわれたF1第14戦トルコGPの予選。路面状況がトリッキーだったこともあって、複数のインシデントに関して審議が実施されていたが、マクラーレンの2台にペナルティが出された。

 その結果、暫定のスターティンググリッドでは、3グリッド降格ペナルティを受けたカルロス・サインツJr.が13番手から16番手に降格、5グリッド降格ペナルティを受けたランド・ノリスが11番手から15番手に降格(サインツJr.の降格で1グリッド繰り上がり)となっている。

Read Also:

 最も厳しいコンディションとなったQ1は、赤旗掲示と天候変化により、全車が最後のアタックでタイムを出さなければQ2進出を逃しかねない状況だった。そんな中、ダニール・クビアト(アルファタウリ)やニコラス・ラティフィ(ウイリアムズ)がスピン。コースの一部で黄旗が振られることになった。

 通常、黄旗が振られた該当区間ではスローダウンする必要があるため、ラップタイムの更新はほぼ不可能となるが、今回はセッション前半と比べてコンディションが大きく改善したこともあり、黄旗を受けて十分にスローダウンしたとしても、タイムを更新できてしまう状況だった。そのため、スチュワードは黄旗中に出されたラップタイムは全てチェックすると通知を出した。

 そして審議の結果、ノリスはラティフィのスピンによりターン8でダブルイエロー(黄旗2本の振動)が出されていたラップで十分な減速を怠ったとして、5グリッド降格ペナルティとペナルティポイント3点が科された。ノリスのペナルティポイントは現在合計5点だ。

 スチュワードは「テレメトリのデータによると、ノリスは該当セクター内で減速し、インシデント後にスピードを回復した」と報告した。

「ノリスはその後、チームにラップを中止するかどうか尋ねたが、コースコンディションが急激に変化しているため、ステイアウトするように言われた。ノリスはラップを完走し、それがQ1のベストラップとなった」

「スチュワードはカーナンバー4が速いラップタイムを出そうとしていなかったことを認めているが、コースコンディションが変化していたため、タイムを更新してしまいレギュレーションに違反した」

 なおQ1の黄旗に関しては、ターン3で振られていた黄旗を尊重しなかったとして、ジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)もスチュワードに召喚されているが、彼はパワーユニット(PU)交換によって最後尾グリッドに降格することがすでに決まっている。

 マクラーレンにとっては、さらに痛いことにサインツJr.にもペナルティが出されている。彼はQ2でセルジオ・ペレス(レーシングポイント)のアタックを妨害したとして、3グリッド降格ペナルティを受けたのだ。

 サインツJr.はインターミディエイトタイヤを履いてQ2に臨んだが、路面の水量は多く、セッション途中でタイヤを交換。しかしピットを出たばかりのタイヤが暖まっていない状態で、後ろから来たペレスの進路を塞いでしまったのだ。

 ペナルティの詳細についてスチュワードは次のように述べている。

「11号車(ペレス)がターン1を通過している際、55号車(サインツJr.)はピットロードを出るところだった(ピットロード出口はターン1の先にある)」

「11号車はターン2~3で55号車に追いつき、その時点で不必要に55号車に妨げられた。異常な路面状況が明らかに影響を与えていたが、チームからの無線通信では55号車に対し、11号車が後ろにいることが明確に警告されていた」

 一方、波乱の予選を制しポールポジションを獲得したランス・ストロール(レーシングポイント)は、ペナルティを免れた。

 ストロールがQ3でのベストラップを記録した際、ペレスがターン7でスピンしていたため、シングルイエロー(黄旗1本の振動)が出されていたのだ。しかし審議の結果、ストロールにペナルティは出されなかった。

「ストロールがターン7にアプローチした際、11号車(ペレス)がコーナーのアウトサイドへコースオフしたため、ターン7ではシングルイエローが振られていた」

「テレメトリーでは、ストロールがスロットルをオフしてコーナーに入り、インシデントをクリアしてから加速していることが明白だった」

「コースは急速に乾燥しており、1周ごとに前の周よりも速くなっていた。そのためセクターのタイムは、減速を十分に反映していない」

 ストロールはチーム無線で黄旗について知らされていたが、ダブルイエローではなかったためプッシュし続けるように言われたという。ノリスがペナルティを受け、ストロールがペナルティを免れた大きな違いは、黄旗の状態にある。

 FIAの国際競技規則の付則H項によると、シングルイエローは『速度を落とし、追い越しをしないこと。進路変更する準備をせよ。トラック脇、あるいはトラック上の一部に危険箇所がある。ドライバーがスピードを落としたことが明らかでなければならない。これは、ドライバーが、手前で制動したこと、および/またはそのセクターで速度を著しく落としたことを意味する』とされている。

 一方で、ダブルイエローは『速度を大幅に落とし、追い越しをしないこと。進路変更する、あるいは停止する準備をせよ。トラックが全面的または部分的に塞がれているような危険箇所がある、および/あるいはマーシャルがトラック上あるいは脇で作業中である。フリー走行および予選中は、ドライバーが有意義なラップタイムを達成しようとしていないことが明らかでなければならない。これは、ドライバーが当該ラップを放棄するべきであることを意味する』と記されているのだ(JAF発行の日本語訳から引用)。

 コンストラクターズランキング3位を争うマクラーレンとレーシングポイント。難しい路面とコンディションの予選で、明暗がはっきり分かれた形となった。

Read Also:

あなたの意見が聞きたい!

Motorsport.comで何を見たいですか?

5分間のアンケートにご協力ください。

- Motorsport.comチーム

コメントを読んで投稿する

関連ニュース :

記事をシェアもしくは保存

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

前の記事 好調フェルスタッペンがポール逃すも、「大切なのはレースの結果」とホンダ田辺TD

次の記事 タイトル王手のハミルトン、予選6位と大苦戦も「キャリアの中でも楽しい予選のひとつ」

Top Comments

コメントはまだありません。 最初のコメントを投稿しませんか?

View More & Comment

More from

Luke Smith



没後30年。アイルトン・セナとホンダの”絆”を、マネージャーの言葉で振り返る「彼はホンダに対して誠実だった」

F1

F1

2024/05/01

没後30年。アイルトン・セナとホンダの”絆”を、マネージャーの言葉で振り返る「彼はホンダに対して誠実だった」



”要求の厳しい”アロンソ。投資進むアストンマーチンF1を成長させるための絶好の配役

F1

F1

Aston Martin Silverstone Shakedown

2023/02/20

”要求の厳しい”アロンソ。投資進むアストンマーチンF1を成長させるための絶好の配役



ハミルトン、ハリウッドF1映画のプロデューサーとして演者オーディションに参加。ブラッド・ピットの共演者は多様性重視

F1

F1

2023/02/19

ハミルトン、ハリウッドF1映画のプロデューサーとして演者オーディションに参加。ブラッド・ピットの共演者は多様性重視

More from

ランス ストロール



アストンマーティン・ホンダ、またもドライバビリティに苦しみ予選Q1敗退。しかし確実に前進……アロンソ「数レース前と比べれば満足すべき」

F1

F1

オランダGP

12 時間前

アストンマーティン・ホンダ、またもドライバビリティに苦しみ予選Q1敗退。しかし確実に前進……アロンソ「数レース前と比べれば満足すべき」



アストンマーティン・ホンダ、新型PU投入もスプリント予選大苦戦。問題はドライバビリティ? 折原エンジニア「HRC Sakuraでデータを解析する」

F1

F1

オランダGP

1 日前

アストンマーティン・ホンダ、新型PU投入もスプリント予選大苦戦。問題はドライバビリティ? 折原エンジニア「HRC Sakuraでデータを解析する」



ホンダ新PU投入のオランダGP、アストンマーティンはフロアとフロントウイングも改良へ

F1

F1

オランダGP

2 日前

ホンダ新PU投入のオランダGP、アストンマーティンはフロアとフロントウイングも改良へ

最新ニュース



ウマ娘BMW、完勝。PACIFICとしても待望の初勝利「ワンランク上のところで戦える可能性増えた」と冨林

機能

スーパーGT

ライブテキスト

評価

機能

スーパーGT 1 時間前

第5戦:鈴鹿

ウマ娘BMW、完勝。PACIFICとしても待望の初勝利「ワンランク上のところで戦える可能性増えた」と冨林



アストンマーティン、予選Q1敗退も”中身”は全然違う? アロンソ「前は4.5秒遅れていたが、今は1.3秒差。問題はこれから」

機能

F1

ライブテキスト

評価

機能

F1 2 時間前

オランダGP

アストンマーティン、予選Q1敗退も”中身”は全然違う? アロンソ「前は4.5秒遅れていたが、今は1.3秒差。問題はこれから」



佐藤蓮、国内トップカテゴリーで掴んだ待望の初優勝「自分の実力、速さを証明できた。ここがスタートライン」

機能

スーパーGT

ライブテキスト

評価

機能

スーパーGT 2 時間前

第5戦:鈴鹿

佐藤蓮、国内トップカテゴリーで掴んだ待望の初優勝「自分の実力、速さを証明できた。ここがスタートライン」



アントネッリ、自信を持っていたオランダでポールポジションを逃す「気を緩めてはいけないという目覚めになった」

機能

F1

ライブテキスト

評価

機能

F1 2 時間前

オランダGP

アントネッリ、自信を持っていたオランダでポールポジションを逃す「気を緩めてはいけないという目覚めになった」

Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.

フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。

次の 2 つのオプションがあります。

購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします

広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード

お知らせの管理

登録