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メルセデス、アストンマーチンへの出資比率を引き上げ。協力関係強化はF1にも影響?

メルセデス・ベンツがアストンマーチンへの出資比率を引き上げることを発表。こうした親会社の動きは、F1チームにも影響が及ぶと考えられる。

Lewis Hamilton, Mercedes F1 W11, Lance Stroll, Racing Point RP20, and Valtteri Bottas, Mercedes F1 W11

写真:: Zak Mauger / Motorsport Images

 メルセデス・ベンツは10月27日、アストンマーチンの持株比率を最大20%まで段階的に引き上げていくと共に、両社の技術提携を拡大することを発表した。この発表はあくまで、市販車事業に焦点を合わせたものだが、両社の関係がより緊密になったことで、それぞれのF1プログラムにも影響を与えることになるだろう。

 メルセデスはアストンマーチンへの出資比率を引き上げると同時に、2027年までに発売される全ての製品に関して、パワートレイン・アーキテクチャ(従来型のエンジンやハイブリッド、電気自動車)や未来の電気/電子技術を含む、世界クラスの技術をアストンマーチンに提供することを視野に入れているという。

 アストンマーチンは、2021年からレーシングポイントF1チームを”リブランド”する形でF1に参戦する。新たにチームに加入することになったセバスチャン・ベッテルは、アストンマーチンのグローバルアンバサダーに就任する予定となっている。また、アストンマーチンのロードカーデザインスタッフを、シルバーストンにある現レーシングポイントのファクトリーに配置する計画も進められている。

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 アストンマーチンのエグゼクティブ・チェアマンであり、現レーシングポイントのオーナーのローレンス・ストロールは、メルセデスとの協力関係を強化する意義について、次のように強調した。

「アストンマーチンにとって変革の瞬間だ。我々の目の前にある巨大でエキサイティングなチャンスを捕まえ、会社を成功に導くための6ヵ月の膨大な努力の結果だ。このような困難な時期にもかかわらず、これまでの進捗状況と、計画よりも早くこれを達成できたことを非常に嬉しく思う」

「本日、メルセデス・ベンツAGが(アストンマーチンの)大株主のひとつになった。彼らとの長期的なパートナーシップが大きな一歩を踏み出し、新たなレベルへと発展した」

「今回の新たな拡大契約により、電気自動車やハイブリッド・パワートレインを含む、長期的な製品拡大計画を支える世界クラスの技術へのアクセスが確保された。このパートナーシップは、我々の将来に向けた自信を支えている」

 アストンマーチンのトビアス・モアーズCEOは、「本日のメルセデス・ベンツAGとのパートナーシップの拡大は、アストンマーティンの目標達成に向けた重要な一歩だ。メルセデス・ベンツAGの技術力は、将来の我々の製品が競争力を維持するための基本となり、製品を真に差別化する分野への効率的な投資を可能にしてくれる」と語った。

 メルセデス・ベンツ・カーズの製品戦略責任者であるウルフ・ディーター・クルツは、技術の供給は”商業的条件”で行なわれることを強調した。

「我々はすでに、アストンマーチンとの間で成功した技術提携を結んでおり、両社に利益をもたらしている」

「今回の新たな提携拡大により、我々はアストンマーチンに対して、次世代のハイブリッドや電気駆動システムを含む、最先端のパワートレインやソフトウェア技術、コンポーネントへのアクセスを提供することができるようになる」

「技術とコンポーネントへのアクセスは、アストンマーチンの新しい株式と引き換えに提供される。これらの新技術供給の取り決めは、商業的条件で行なわれる。我々は、アストンマーチンと引き続き協力していくことを楽しみにしており、アストンマーチンの次の成長段階での成功を願っている」

 近年のF1では、F1チーム間の協力関係が話題になっており、2020年シーズン序盤にはレーシングポイントの今季マシンが、メルセデスの昨季マシンに酷似しているとして、訴訟にまで発展しかけた。

 FIAはレギュレーションを微調整し、F1マシンのコピー取り締まりを2021年から強化するとしているが、レギュレーションで許されるだけの技術提携は今後も行なわれていくはずだ。

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