ストロール、”ウィービング”でのペナルティに納得いかず「僕はスリップストリームを使わせたくなかっただけ」
アストンマーチンのランス・ストロールは、F1オーストラリアGPの決勝レースで危険なウィービングをしたとしてペナルティを科されたが、これについて当のストロールは、”面白い判定だ”と納得していないようだ。
写真:: Zak Mauger / Motorsport Images
F1オーストラリアGPの決勝レースで、危険なウィービングをしたとして5秒加算のペナルティを科されたランス・ストロール(アストンマーチン)は、その決定に納得していないようだ。
ストロールはレース中、アルファロメオのバルテリ・ボッタスとのバトル中に「ポジションを守るために複数回進路を変更した」として、審議対象となった。
その後スチュワードは、ストロールに5秒のタイム加算ペナルティとペナルティポイント1を科すことを決定した。ただフィニッシュ時、ストロールは後続のマシンとは大きな差があったため、順位に変動はなかった。
またバーチャル・セーフティカーが終了した時にボッタスを抜いた時のストロールの動きも、レースコントロールは”ストロールがボッタスをコース外に押し出したのではないか”と指摘したが、最終的にペナルティは科されなかった。
これ以外にもストロールは、予選Q1でウイリアムズのニコラス・ラティフィとの接触の責任を問われて3グリッド降格とペナルティポイント2を加算されている。
しかし当のストロールは、決勝レースでペナルティを科されたことについて納得していないようだ。
「納得していないよ」
motorsport.comの取材に、ストロールはそう答えた。
「ウィービングは、ふたりのドライバーが争っている時なら普通のことだ」
「後方のマシンがすぐ後ろに追いついてウィービングするのはダメだ。でもそれ以外なら、ウィービングしながらストレートを通過することができる。僕はディフェンスしようとしていたわけではない。スリップストリームを使われないようにしていたんだ。にも関わらず、僕にペナルティを出すなんで、理解できないよ」
「最近は面白い裁定がたくさん行なわれていると思う」
ボッタスとの戦いについても、ストロールは次のように語る。
「ギリギリだよ。彼はバーチャル・セーフティカーからのリスタート時に寝ていた。だから僕は彼を捕まえたんだ。良いレースだったと思うよ」
「ペナルティは、科されるとうっとうしいよね。だってその背景にある理由がよく分からないから。今回は13番手のマシンまで5秒以上あったから、最終的なポジションは変わらなかったけどね」
「ディフェンスするよりも、攻撃できる速いマシンで戦った方がいいけどね。僕らは最善を尽くしたけど、ポイントを獲得できるほどのペースはなかったんだ」
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