今季ランク2位は無理……フェルスタッペン、ボッタス抑え込みには懐疑的
レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、今季のドライバーズランキング争いでバルテリ・ボッタスを倒して2位を確保することに疑いを持っていると語った。
Valtteri Bottas, Mercedes F1 W11, Max Verstappen, Red Bull Racing RB16
Mark Sutton / Motorsport Images
2020年のF1はこれまでに7戦を消化したが、ドライバーズランキングは5勝を挙げたメルセデスのルイス・ハミルトンが大幅なリードを築いて首位に立っている。
第8戦イタリアGPの予選でもメルセデスは強さを発揮し、ハミルトンがポールポジションを獲得。王座へ向かってひた走っている状況だ。
一方、ランキング2番手のマックス・フェルスタッペン(レッドブル)は予選で5番手と振るわない結果に終わったが、彼はバルテリ・ボッタス(メルセデス)との戦いでランキング2番手を守り抜けるかどうかを、疑問に思っているようだ。
現在フェルスタッペンとボッタスのポイント差はわずか3。イタリアGPではそのボッタスが2番手につけていることから、逆転される可能性は高い。
フェルスタッペンに今シーズンのターゲットを尋ねると、彼は「とにかく、チャンピオンシップを3位で終えることだろう」と答えた。
「2位につけていることが、既に驚きなんだ」
「僕らはとても一貫性があるし、思うに何度かは期待以上だった。それに間違いなくあの(F1 70周年記念GPの)勝利には助けられている」
「僕としては、チャンピオンシップを争っていると感じたことは決してない。毎週末7ポイントを失っているんだ。序盤の20〜30ポイントのような差のときは、争っているように見えてしまうものなんだ」
「だけど今、ポイント差は47だ。そして明日になれば、より差は開くだろう。多分50ポイント差になるだろうね」
「僕はその争いに参加するつもりだとは言っていない。ただ毎回可能な限りベストな結果を得ようとしているだけだ」
「僕は常に『可能な限りベストな仕事をしたか?』と自分を見つめている。それこそ僕がレースウィークごとに達成しようとしていることだ」
前述のとおりレッドブルはモンツァ・サーキットでの走りに苦戦している。ただフェルスタッペンは低ダウンフォースのコースではレッドブルがより厳しい状況になると予想していたため、予選5番手にもがっかりしすぎることは無かったという。
「レースウィークに入るときは、ベストを尽くそうとしている」
「もちろん誰もが望みを口にすることはできるけど、僕は幼い頃から現実的であることの必要性を常に学んできた。おそらくそれが時には落ち込んでるように聞こえるかもしれない。でも僕としてはそれがベストなやり方なんだ」
「予選ががっかりするものになっても終わりじゃない。最後にどこに居るかは正確にわかっているからね」
「僕は厳しい結果になることを予想していた。ここ(モンツァ)でメルセデスと戦えるとは期待していなかった。それから低ダウンフォースで僕らのクルマがどんなものかを確認するのは、興味深いものだった」
「今年全体の僕らの問題を強調するものだったと思う。つまり、もの凄く速いマシンではないということだ」
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