アルファタウリ、2台揃ってQ3進出。それを”残念”と思えるのは「素晴らしいこと」
アルファタウリ・ホンダは、バーレーンGP予選で2台揃ってQ3進出を果たした。この結果は残念だとチーフ・レースエンジニアのエドルズは言うが、そう考えられるのは「素晴らしいこと」だとも語った。
写真:: Mark Sutton / Motorsport Images
バーレーンGPの予選で、アルファタウリ・ホンダ勢はピエール・ガスリーが8番手、ダニール・クビアトが10番手と、2台揃って予選Q3進出を果たした。
前戦トルコGPでは、滑りやすい路面や悪天候などといった特殊なコンディションに悩まされ、無得点に終わったアルファタウリ。しかし今回は一転、初日から好調な走りを見せている。
「確かに安心感があると思う。トルコは大失敗の1戦だったからね」
アルファタウリのチーフ・レースエンジニアを務めるジョナサン・エドルズはそう語った。
「10戦連続でポイントを獲得していたはずだ。それは本当に素晴らしいことだった。トルコでも、ドライコンディションとなった金曜日のパフォーマンスと競争力は、本当によかった。でも、土曜日の非常に難しいコンディションに十分対応することができなかったため予選の結果が悪く、決勝ではトラフィックに悩まされてしまった」
「素晴らしい週末ではなかった。チームとして、そこから多くのことを学んだ。何が起きたのかを理解するために、多くの時間を費やしたんだ。その後、ここに集中し直した。パフォーマンスと競争力が、前の10レースの状態に戻るという自信をかなり持てた状態で、ここにやってくることができたと思う」
「イベント前にそれを言うのは簡単だけど、しっかりとそれが確認できたと思う。トルコはちょっとした落ち込みだったけど、我々は本来あるべき場所に戻ってくることができた」
Q3に2台を送り込み、1台が8番手……その結果には残念な部分もあったという。しかしこの成績に”残念だ”と思えることが、素晴らしいことだとエドルズは語る。
「まず最初に、予選Q3に2台が進み、うち1台が8番手だったということを残念だと思えるのは、素晴らしいことだと思う」
そうエドルズは語る。
「それが残念だと思うのは、非常に接戦だったからだ。中団グループの差は、実に接戦だ。予選セッション全体、Q1からQ3にかけては、非常にうまくいったと思う。ピエールについて言えば、最後のアタックのために、タイヤを2セット残しておくことができたからね。そしていかなるミスもなかった」
「この結果は、我々が手にできる最高のモノに非常に近かった、でも、4番手までは0.17秒しかなかった。6番手に至っては、0.031秒だけの差だ。そういうすごく小さい差の話をしているんだ」
「グリッドポジションを手にできなかったのは残念だけど、2台のマシンをそこに送り込むことができ、チームとしては満足していると思う。そしてそのことを残念だと思えるのは、素晴らしいことだ」
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