サインツJr.、フェラーリのハミルトン起用に驚き隠せず「受け入れるのに時間がかかった」
カルロス・サインツJr.は、ルイス・ハミルトンのチーム加入決定により2024年限りでシートを失うというフェラーリの決断について「何週間か考えた」と認めた。
フェラーリは2月上旬、2025年からルイス・ハミルトンがチームに加入することを発表。既に契約延長を行なっていたシャルル・ルクレールとコンビを組むこととなった。
その結果カルロス・サインツJr.は2024年限りでフェラーリのシートを失うことに。彼はこのニュースは予期せぬモノだったと語り、発表よりも前に知っていたため、受け入れる時間があったことを認めた。
「F1界の誰もがそうであるように、このニュースにはちょっとした驚きがあったと思う」
2月13日(火)に行なわれたフェラーリの2024年新車発表会に先立ち、サインツJr.はそう語った。
「ある意味、今回起こったことについては誰もが驚いたと思う」
「僕の側からすれば、僕が誰よりも早くニュースを知ったことは明らかだ」
「でも、それから何週間か考える時間があったのは事実だし、準備したり新車発表や開幕戦に備えたりする週もあった」
「だから、それを受け入れて、自分なりの結論を出し、この先の2024年シーズンに集中するための時間が少しできた。でもF1界全体にとってちょっとしたサプライズだったことは事実だし、僕にとっては間違いなく驚きだった」
Carlos Sainz, Charles Leclerc, Ferrari
Photo by: Ferrari
またサインツJr.は、フェラーリのシート喪失が公になった後、携帯電話には多くの応援メッセージが届いたと語った。
「特にここ数週間は忙しかった」とサインツJr.は語る。
「まずは、この2〜3週間の間に受け取った沢山の応援メッセージや嬉しいメッセージに感謝したい。F1界や母国の友人たちにも感謝したい。とても支えになったし、勇気づけられた」
Carlos Sainz, Ferrari SF-24
Photo by: Ferrari
昨年、サインツJr.は2024年シーズン開幕前にはフェラーリでの将来について整理をつけたいと明言していた。
しかし2024年限りでの放出が決まった今、サインツJr.は2025年について決断を急ぐつもりはないとして、自身のキャリアの中で“最も重要な”数年間を前に重要な選択になると語った。
「開幕戦が始める前に自分の将来を決めておきたいと言っていたのと同じように、想像の通り、今はこのシナリオの中で物事がかなり変わったと思う」とサインツJr.は言う。
「だから、おそらく長いプロセスになると思う。僕のキャリアの中で、おそらく最も重要な3〜4年間が待ち受けている。正しい時に正しい場所にいれるようにしたい」
「自分にとって正しい次の行き先を選びたいんだ。だから時間をかけて考え、全ての選択肢に耳を傾け、それらを見て、決断する時に十分な時間と情報を得たと納得できるようにするつもりだ」
「とはいえ、ひとつのことを他のことと完全に切り離すのは100%可能だと思う。僕には良いマネジメントチームがいて、そのチームもそのことに気を配ってくれている。だから今年はバーレーン(の開幕戦)に全力を注ぐつもりだ」
「そして、できる限り力強くシーズンをスタートさせて、最初から速く走ることに全力を注ぐつもりだ。他のことは時間が経つにつれて解決していくよ」
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