F1スプリントレース、可決まで秒読み段階か。チームからは概ね好評、テスト中に最終決定?

各F1チームは、今季の3つのグランプリでスプリントレースを実施する計画の進捗について満足しているようだ。

F1スプリントレース、可決まで秒読み段階か。チームからは概ね好評、テスト中に最終決定?

 F1は今季、一部グランプリでスプリントレースを実施し、その順位によって決勝のスターティンググリッドを決めるという新しいフォーマットを試そうとしている。これは1月に行なわれたF1委員会でも議題に挙がり、チームから“幅広い支持”を集めている。

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 会議でいくつかの質問が出されたことを受け、フォーマットの詳細を詰めるための作業部会が結成された。これにより、2021年シーズンが開幕するまでに各チームによる投票を実施できるよう、最終案を固めることが目指されている。

 F1のCEOであるステファノ・ドメニカリとモータースポーツ担当マネージングディレクターのロス・ブラウンは、プレシーズンテストが行なわれているバーレーンでスプリントレースの計画などについて話し合った模様。テスト期間中にチーム代表たちとさらなる話し合いの場を持つようだ。

 スプリントレースの実施に関しては、日曜日に行なわれる決勝レースの価値を損なうのではないかという意見もあり、アストンマーチンのセバスチャン・ベッテルは「意味のないもの」だと主張していた。その一方で各チームは、スプリントレースを試験的に行なうことで、各所にどういう影響があるのか見極めようとしている。

 ドメニカリは先日、『デイリー・メール』紙のインタビューの中で、今季はイギリスGPでスプリントレースを行なう予定となっており、カナダ、イタリア、ブラジルも候補として検討されていることを明かした。

 スプリントレースの計画についてmotorsport.comに尋ねられたマクラーレンのチーム代表、アンドレアス・ザイドルは、リバースグリッドのように“人為的に序列を変えるものではない”という理由で、非常に賛同できると語った。

「FIAとF1との間で詳細を詰めるための良いミーティングが行なわれた。落とし穴はそういう細かいところに潜んでいるからね」

 そうザイドルは語った。

「我々は今良い提案をしていると思う。今週末には最終的な結論が出るだろうし、あとはF1がどのような形で放送するかにかかっている」

 レッドブルのチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーもスプリントレースの計画に理解を示しており、“ある程度信頼できる”コンセプトであると評価した。

「プロモーターの立場で言えば、彼らがそれをやろうとしている理由は理解できる」とホーナー。

「やらない理由を探せば無数に出てくるものだ。しかし私はこのコンセプトを面白いと思っている。彼らが導入を検討しているものは、ある程度信頼できるものだ。だからやってみてはどうだろうか?」

「チーム代表やスポーティングディレクターたちと、正しいレギュレーションを確保するために舞台裏で多くのことに取り組んでいる。面白いものが見られるといいね」

「プロモーターがやりたいことであれば、我々は喜んでサポートする」

 一方でメルセデスのトト・ウルフ代表は、「自分はどちらかと言えば純粋主義者だ」としながらも、より多くのレースが開催されている選手権が商業的な利益を得ているケースからF1は学ぶべきだと語った。

「我々は実際にやってみて、それから自分自身に正直になればいいと思う」とウルフは言う。

「経済的な影響や視聴者への影響はどうなのか、そしてショー的な要素は何なのか? クリスチャンが言ったように、たくさんの長所と短所があると思う」

「我々が全員で頭を突き合わせれば、お互いにメリットのある良い解決策が見つかるだろう。つまるところF1は我々の仕事であり、我々は人々を楽しませなければならない」

 

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シリーズ F1
執筆者 Luke Smith