F1

富士スピードウェイでF1テストが実現した経緯は? TGR加地氏「小松代表とは“日本でやりたい”と話していた」

8月の6日と7日に、トヨタのホームコースである富士スピードウェイでハースF1のTPCが実施されることになった。これについてTOYOTA GAZOO Racingの加地雅哉氏は、かねてよりハースの小松礼雄代表とは、日本でテストをしたいという話をしており、ようやく実現に漕ぎ着けたと語った。

戎井健一郎

編集: 2025/07/20 5:35

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Esteban Ocon, Haas F1 Team, Oliver Bearman, Haas F1 Team

写真:: Sam Bloxham / LAT Images via Getty Images

 8月6日(水)、7日(木)に、ハースF1チームが平川亮、坪井翔を擁して旧車テスト(TPC)を実施することになった。しかも舞台は日本の富士スピードウェイ。かつてはF1も開催したこともあるサーキットだが、F1のテストが行われるのは異例中の異例だ。

 ハースは昨年からTOYOTA GAZOO Racing(TGR/トヨタ)との提携をスタートさせており、その一貫として2年落ちマシンを使ったTPCを積極的に実施している。トヨタのホームコースである富士でのTPC実施が決まったのも当然、トヨタとの提携と無関係ではない。

写真: Masahide Kamio

 TGRのグローバルモータースポーツディレクターである加地雅哉氏は、提携当初からハースの小松礼雄代表と「日本でテストをしたい」という話をしており、鈴鹿サーキットでの実施も含めて模索していたと明かす。しかし日程調整はタフであり、ようやくテスト実施に漕ぎ着けたのだという。

「ハースとの提携を発表させていただいたタイミングから、TPCをどういう風にやっていくかという話し合いをしてきました。その中で小松さんとは『日本でやりたいね』という会話はしていました」

「ではいつできるのかという話になりましたが、サーキットの翌年の日程って早く決まってしまいますから、そういう意味では提携を始めたタイミングは少し遅かったです。鈴鹿か富士という候補の中で、僕や小松さんといった関係者が集まれるタイミングなども踏まえると、日程がなかなか取れませんでした」

「その中で、あの日程での富士(でのテスト開催)というのが、ほぼ唯一ハマった日程でした」

 富士は前述の通りトヨタのホームコースではあるが、現行のF1の開催サーキットではない。加地氏はF1開催地でテストをすることは大切だとしつつも、富士でテストをするメリットもあると述べた。

「チームやドライバーにとっては、F1を開催しているサーキットでやることはひとつの選択肢だと思います。ただ、(トヨタの)エンジニアやメカニックが集まりやすい場所であるという点に加えて、東の方に住むファンの皆さんにとってもアクセスが良いです。もちろん私たちのホームグラウンドでもありますし、ロケーションとしてはすごく良い場所かなと思います」

「もちろん、F1をやっているサーキットでテストをすることはひとつ大事なことではありますが、富士にはそれ以外のメリットもあります」

 加地氏が言うように、富士でF1テストを開催するということは、トヨタの技術者たちがF1のテクノロジーを間近で経験できるという点では、非常に有用と言える。加地氏は“富士×F1”という組み合わせで得られたものを直接的に他カテゴリーにフィードバックするのは難しい部分もあるとしつつも、「やり方やデータなど、他のカテゴリーに活かすことはできると思います」と話した。

 

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