F1 Aston Martin launch
アストンマーティンの新車発表で、メルセデスの新コンセプトを先取り? リヤサスペンションがレッドブルと同じプッシュロッド式に
アストンマーティンF1の2024年マシン『AMR24』が公開されたことで、後日発表されるメルセデスのニューマシンのコンセプトの一端が垣間見えた。

Jonathan Noble
公開日時: 2024/02/13 7:23
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アストンマーティンが2024年のF1マシン『AMR24』を発表した。アストンマーティンはメルセデス製パワーユニットユーザーであり、ギヤボックスやリヤサスペンションといった一部コンポーネントもメルセデスから購入している立場。そのため、メルセデス本体の新車発表はまだと言えども、AMR24からそのコンセプト変更が見えてくる。
2022年は1勝、2023年は未勝利と精彩を欠いたメルセデスは、現行レギュレーションになってから車体開発のアプローチがうまくいかなかったと認めており、今季のマシンでは劇的なオーバーホールを目指しているとテクニカルディレクターのジェームス・アリソンが明かしていた。
またメルセデスのチーム代表であるトト・ウルフも昨年末、優勝争いに返り咲くためにあらゆる手を尽くしているとして、「(新車では)ほとんど全てのコンポーネントが変更されている。そうすることでしかチャンスはないと思っているからだ」とコメントしていた。
メルセデスのニューマシンの全容が明らかになるのは、アストンの発表から2日後の2月14日……もしくはテスト初日まで重要な箇所を隠してくるかもしれない。ただ今回AMR24が発表されたことで、重要箇所の方向性が確認できたと言えるだろう。
前述の通り、アストンマーティンはギヤボックスとリヤサスペンションに関してはメルセデス製のものを使っている。つまりリヤの足回りは同じレイアウトになるというわけだ。アストンマーティンはAMR24のリヤサスペンションがプッシュロッド式になっていると認めているため、メルセデスのニューマシンも同じ方式であるということだろう。
Aston Martin AMR24
Photo by: Aston Martin
アストンマーティンのテクニカルディレクター、ダン・ファロウズはこう説明する。
「我々はメルセデスの新サスペンションを受け継いだ」
「ギヤボックスもリヤサスペンションも彼らから供給されているので、昨年からは若干変わっている。つまりリヤは変わったが、フロントは(昨年と)よく似ているんだ」
昨年は、メルセデスとフェラーリがプルロッド式のリヤサスペンションを採用。これはギヤボックスの設計に影響を及ぼすため、両メーカーのカスタマーチームのプルロッドを採用せざるを得なかった。しかし、レッドブルがプッシュロッドのリヤサスペンションを採用してパフォーマンスを発揮したことで、その路線がベターであることが明白になってきた。
プッシュロッドを採用すると、サスペンションの付け根部分の位置が高くなるため、重量や重心的な観点から言えばよろしくない。しかしその一方で、これらの位置が高いと車両後部のコークボトルのエリアとディフューザーエリアの間にしっかりとスペースが確保でき、構造物に邪魔されることなく気流をうまくディフューザーに流せるため、ダウンフォース向上が期待できるのだ。
メルセデスのサスペンションコンセプト変更は、アストンマーティンと同様にメルセデス製のコンポーネントを使用するウイリアムズにとっても無関係ではないが、ウイリアムズのジェームス・ボウルズ代表は、2024年シーズンのチーム発表会の中で次のように興味深い発言をしていた。
「リヤサスペンションに関しては、喜んで話せる部分もある」
「しかしそれは(開幕前テストが行なわれる)バーレーンにとっておくつもりだ。リヤサスペンションに関しては興味深い点がいくつかあるからね」
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