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スーパーボウルでド派手にカラーリング発表! キャデラックF1はボッタス&ペレスでどこまでいけるのか

スーパーボウルでカラーリング発表を行なったキャデラック。彼らはF1参戦初年度にどんな課題に直面することになるだろうか?

Cadillac F1 livery

写真:: Cadillac Communications

 アメリカ最大のスポーツイベント、NFLスーパーボウルで、ニューマシンのカラーリングを華々しく発表したキャデラックF1チーム。親会社のゼネラルモーターズ、そしてチームのオーナーであるTWGモータースポーツの野心の強さが如実に表れた試みだといえる。ただこのカラーリング発表は、彼らがしてきた努力のほんの一部に過ぎない。

 キャデラックは、シルバーストンにある欧州拠点で数百人規模のスタッフを急ピッチで採用。さらにインディアナ州フィッシャーズには最先端の施設を建設中で、そこが将来的に本拠地兼主要生産拠点となる予定だ。

 ドライバーラインアップも豪華。複数のレース優勝経験を持つバルテリ・ボッタスとセルジオ・ペレスがチームに迎えたのだ。彼らはそれぞれチャンピオンチームであるメルセデスとレッドブルでの経験を通じて、F1の最前線で戦う組織がどうあるべきかについて、多くの知識を備えている。

Sergio Perez, Valtteri Bottas, Cadillac

Sergio Perez, Valtteri Bottas, Cadillac

Photo by: Cadillac Communications

 そもそも、彼らはF1参戦に漕ぎ着けるだけでも大変だった。キャデラックのF1参戦に正式にゴーザインが出たのは、2024年11月になってから。もちろんそれを待っていてはまともなチームづくりができないので、その前から動いてはいたのだが、参戦承認以降リクルート活動を加速させ、現在ではスタッフ数は500人を優に超えている。

 これまでのところ、キャデラックは自ら設定したあらゆる締切を守ってきた。2026年最初のテストへの参加が遅れたチーム、もしくは車両が間に合わず参加すらしなかったチームもあった中で、キャデラックは初日からマシンを走らせた。チーム代表のグレアム・ロードンも「我々は非常に厳しいスケジュールと戦っていたが、チームがそれを全て守ったことを誇りに思う。我々はスケジュール通りに進んでいて、これはチーム全員にとって大きな成果だ」と振り返っている。

 しかしながら、F1にとって10年ぶりの新規参入チームに待ち受ける課題は並大抵のものではなく、キャデラックも幻想を抱いているわけではない。

 バルセロナでのシェイクダウンでは164周と、それほど多くの周回数を走ったわけではなく、今後バーレーンで行なわれる2度のテストでは他の問題点を洗い出して解消する重要な期間となる。またフェラーリ製のパワーユニットとギヤボックスを使用できるのは大きいが、自社開発シャシーがどの程度の競争力を持つかは未知数だ。

 今シーズンはレギュレーション変革によりF1は新時代に突入した。現時点では未知の要素が多すぎて、コンストラクターズ選手権での具体的な順位目標を掲げるのは現時点では愚かな試みと言える。とはいってもキャデラックは、参戦初年度から「尊敬に値する存在」でありたいと考えており、そうすることで自らの挑戦が本気であることを示したいとしている。

「(最終戦)アブダビでチェッカーフラッグが振られたときにやっと、我々は振り返りをすることができるだろう」とロードンは言う。

Sergio Perez, Cadillac F1 Team

Sergio Perez, Cadillac F1 Team

Photo by: Cadillac Communications

「新しいレギュレーション、新しいパワーユニットのもとでは、すべてのチームにとって未知への航海だ。レースのあり方自体が新しい形になるだろうし、そういう状況で絶対的な目標を設定するのは非常に難しい。しかし我々は、自分たちの行ない全てを分析している」

 しかしロードンは、ルーキーシーズンでどんなことが起きようとも、チームが結束を保ち、失敗から学ぶことが極めて重要だと強調する。そのためには透明性があり、責任追及を目的としない文化が必要であり、チームはまさにその考え方を持つ人材を採用してきたという。

「これはチームスポーツだ。そしてチームスポーツの鍵は、チーム内に絶対的な正直さを根付かせること、そして率直なフィードバックを行なうことだ」

「どこかでミスをすることはあるだろう。しかし我々は全員が一体で、互いに助け合う……それが最高のチームワークだ。我々は本当に良いチームを築こうとしている。だからこそ自己批判もするが、その根底には正当な理由があるんだ」

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