マイアミGPスタートでジャンプアップのアロンソ、秘密はドライバーズパレードにあった?
フェルナンド・アロンソは、F1マイアミGPで好スタートを切った要因は“F1史上最も遅い”ドライバーズパレードにあると明かした。
写真:: Glenn Dunbar / Motorsport Images
F1マイアミGPで予選Q3進出を逃し、11番グリッドから決勝レースを迎えたフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)は、オープニングラップを7番手で終えるなど快調なスタートを切った。その背景には、レース前のドライバーズパレードがあったようだ。
ランス・ストロール(アストンマーチン)がピットレーンスタートになったことにより、実質的な10番手でスタートしたアロンソだったが、スタート直後に角田裕毅(アルファタウリ)、ランド・ノリス(マクラーレン)、そしてルイス・ハミルトン(メルセデス)をパスして7番手に上がった。
奇数グリッド、すなわちアウト側のグリッドからスタートしたアロンソは、ターン1に向けてアウト側のラインを取ることに専念した。その結果、イン側で渋滞するマシンをうまく利用して順位を上げたのだった。
アロンソがレース後に語ったところによると、この計画はレースがスタートする前の段階から練られていたという。
「スタートは良かった。そして僕はターン1でアウト側に行くことにした」
アロンソはそう振り返る。
「ドライバーズパレードでそれを確認したんだ。今日のドライバーズパレードは今までで一番ゆっくりだった」
「そのおかげなんだ。ターン1のアウト側で止まった時、その付近を20秒くらい眺めていた。するとそこはすごくグリップ感があって、タイヤかすも砂利もなく、すごく綺麗だと感じた」
「だからターン1ではアウト側を通ろうと思ったんだ。みんなイン側で慎重にブレーキングしていたから、ポジションを上げることができたんだ」
アロンソはその後、ハミルトンとピエール・ガスリー(アルファタウリ)に前を行かれてしまい、最終的にはガスリーとターン1で接触。8番手でフィニッシュしたものの、ガスリーとの接触によるペナルティ、コース外走行によるペナルティで11位まで転落した。
スタートのターン1でアウト側のラインを活用して順位を上げたのはアロンソだけではない。マイアミGPを制したマックス・フェルスタッペン(レッドブル)も、3番手スタートから2番グリッドのカルロス・サインツJr.(フェラーリ)を交わした。
フェルスタッペンはレースを次のように振り返った。
「スタートでは何が起こるか分からなかったけど、良い発進ができた」
「そしてターン1ではアウト側に回り込むチャンスがあると思ったので、トライしたら幸運にもうまくいった」
今回のレースでは皆、レコードライン外のグリップに苦しんでいたが、フェルスタッペンはターン1のアウト側のグリップに驚いたという。ただ、最終的にはそこのグリップもレースが進むごとに悪化していってしまったようだ。
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