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ジョルジョ・ピオラ【F1メカ解説】
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ジョルジョ・ピオラ【F1メカ解説】

トロロッソがモンツァに持ち込んだ、”最高速”発揮を助けるDRSデザイン

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トロロッソがモンツァに持ち込んだ、”最高速”発揮を助けるDRSデザイン
執筆:
, Featured writer
協力: Matt Somerfield
2018/09/08 10:39

トロロッソ・ホンダは、モンツァに独特なデザインのDRSを採用。超高速サーキットでの最高速を手助けするソリューションだったようだ。

 トロロッソ・ホンダは、超高速サーキット”モンツァ”で行われたイタリアGPに、ストレートスピードを手助けする新デザインのリヤウイングを投入した。

 トロロッソが使うホンダ製パワーユニットは、メルセデスやフェラーリののパワーユニットに比べ、パワーの面で劣ると言われている。それをカバーするため、チームはウイングでできる限りの対策を施してきた。

 トロロッソがモンツァに投入したリヤウイングは、姉妹チームであるレッドブルが使ったリヤウイングと比べると、それほど薄いモノではない。しかしながら、独特な形状のDRSアクチュエータ(写真矢印の部分)を採用してきた。

 このトロロッソが採用したデザインは、DRSが作動してフラップが開いた際、ある一点を超えて開きすぎないようにすることを目指していると考えられる。イタリアGPのFP2では、ターン1でマーカス・エリクソン(ザウバー)が大クラッシュを喫した。この時、エリクソンのマシンのDRSは閉じなかっただけでなく必要以上に開いてしまったことで、ダウンフォースとは逆に揚力が発生しまった可能性があると考えられる。

 トロロッソのデザインを採用すれば、チームが求める位置にフラップが留まることを確実にすることができる。そのため、問題が発生する可能性が非常に小さく、結果としてこのレベルでより積極的な低ダウンフォースを目指すことができ、そしてトップスピードに貢献することができたと考えられる。

 また、翼端板には3つのスリットが入れられている。これは、2016年にトロロッソが最初に採用したもので、今ではほとんどのチームが同様のデザインを採用している。

トロロッソはフロアにも新デザインを採用

トロロッソのフロアデザイン

トロロッソのフロアデザイン

Photo by: Gorgio Piola

 トロロッソはリヤウイングだけでなく、フロアにも興味深い修正を施してきた。

 フロアのリヤタイヤ直前のエリアは、ここ数年非常に激しい開発競争が繰り広げられているエリアだ。スリットや穴、フラップなどが複雑に設けられている。これにより、気流がリヤタイヤに当たる前に制御し、ディフューザーの効果を最大限に発揮することが目指されている。

 最近のトロロッソのフロアの角の部分には、ほぼ垂直方向に立ち上げられたフィンが存在。これにより気流の流れに急激に影響を及ぼし、タイヤ周りの気流の循環に変化を加えている。

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執筆者 Gorgio Piola