キャデラックF1の参戦初年度、“先輩”ハースを超える輝きを見せられるか? チーム代表は慎重「まずはリスペクトを勝ち取ること」
キャデラックはF1参戦初年度の目標について、即時の成功を期待しておらず、着実にリスペクトを集めることに焦点を当てている。
写真:: Cadillac Communications
来季からF1に新規参戦するキャデラックのチーム代表、グレアム・ロードンが、参戦初年度となる2026年シーズンに目指すものについて語った。
キャデラックはF1にとって、ハース以来の新規参入チームになる。ジーン・ハースをオーナーに、ギュンター・シュタイナーをチーム代表に据えて2016年に船出したハースF1は、ロマン・グロージャンの手によって開幕戦から6位入賞。続く第2戦でも5位に入るなど、インパクトを残した。
ゼネラルモーターズという巨大な企業をバックに持ち、レギュラードライバーにはセルジオ・ペレス、バルテリ・ボッタスというグランプリウイナー同士の強力コンビを擁するキャデラックは、当然ながら勝利を目指して参戦するとしながらも、F1の競争の激しさを現実的に理解している。ロードンはF1.comのインタビューで次のように述べた。
「まず最初に認識しなければならないのは、この“ゲーム”は信じられないほど競争が激しいということだ」
「F1というものは非常にシンプルなビジネスモデルであり、同時にとてもシンプルな技術モデルである。というのも、そのレギュレーションは家で観戦している人たちでもインターネット上から簡単にダウンロードできるのだ」
「しかし問題なのは、我々を含めた11チーム……現在は10チームが、完全に同じ規則の下で競い合っているということだ。全く異なるタイプのマシンを発明できるわけではない。非常に厳格なレギュレーションの下で、その競争は狂気的なまでに激しい。そこを理解しないといけない」
「このことがうまく伝わればと思っているが、そのためにもぜひ既存チームの立場に立って考えてみてほしい。彼らは少なくとも10年、場合によってはそれよりも長くこの世界で戦っている。その中に新チームがやってきていきなり互角の戦いをしたら、彼らは動揺するだけでなく怒りを覚えるはずだ。我々もそれが簡単ではないことはよく理解している」
「成功の定義について具体的に数値化することは極めて困難だが、我々としてはとにかくやるべきことをやって、ライバルたちからリスペクトを勝ち取ることが何よりもの目標だ」
「最初の目標は何よりもそこになってくる。仮にそれができれば、我々としてもいい仕事ができているという確信が持てるようになるからね」
キャデラックが10年前のハースと異なるのは、レギュレーションが大きく変わるシーズンに参戦するということ。2026年はシャシー、パワーユニット含め大規模な変化がある歴史上稀に見るシーズンと言われており、その勢力図について予想するのは非常に難しい状況となっている。
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