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ザントフールトのピットレーンは”モナコより狭い”! 一斉ピットインで大渋滞の危険とチャンスあり?

F1の各チームとドライバーは、オランダGPの決勝レースにおいて、ザントフールト・サーキットのピットレーンの狭さと短さに安全上の懸念を抱いているようだ。

The drivers queue to leave the pit lane

写真:: Glenn Dunbar / Motorsport Images

 36年ぶりに復活したF1オランダGP。その舞台であるザントフールト・サーキットは、高速コーナーが多くランオフエリアやコース幅が狭いオールドスクールなサーキットであり、一部コーナーのバンク化などの再改修もあってドライバーたちから好評だが、その狭さが問題となっている点もあるようだ。

 ザントフールトの短く、狭いピットレーンが、決勝レースにおいて問題になるのではないかと、チームとドライバーが懸念しているのだ。

 ザントフールトのガレージは、間隔が今季のサーキットで最も狭く、レースディレクターのマイケル・マシは潜在的なリスクに対処するため、ピットレーンの速度制限を時速60kmに設定している。

 オランダGPはフリー走行から予選まで、毎セッション赤旗が出ており、決勝レースもセーフティカーが出動する可能性が高いと言えるだろう。セーフティカー出動時に多くのマシンが同時にピットインした場合、特にチームが2台を同時にピットインさせた場合はピットレーンで渋滞が起きるのではないかという懸念がある。

 ピットレーン入り口に最も近い位置にガレージがあるメルセデスは最もクリーンにピットボックスに入ることができ、ピットレーン出口に最も近いウイリアムズはスムーズに発進できるはず。他チームと比べ、比較的有利だと言えるかもしれない。

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 マクラーレンのチーム代表であるアンドレアス・ザイドルは、motorsport.comの質問に答え「ピットレーンについては、今年一番のタイトさだ」と答えた。

「モナコでは、ピットボックスの間隔は16メートルほどあったと思うが、ここでは14メートルしかない。これはチャレンジだ」

「ピットクルーやドライバーと一緒に様々なシナリオを試しながら練習し、できる限りの準備をしてきた。しかし、もちろん一緒にピットに入ってくると問題が発生する可能性がある」

 メルセデスのトト・ウルフ代表も、リスクがあることを認めている。

「私にとってここのピットレーンはガレージと同様に、昔ながらの、レースのあるべき姿のように感じられる」とウルフは話した。

「しかし新しいサーキットの基準とは異なるし、チャレンジングだ。ピットレーンでのハプニングには注意が必要だ。ドライバーたちはそれを理解し、それに合わせて適用するだろう」

 フェラーリのカルロス・サインツJr.は、クルーの安全性を心配していると話した。

「これまで十分に語られてこなかったことかもしれない」と、サインツJr.はmotorsport.comに語った。

「でも、ピットレーンはメカニックにとっては危険な場所なんだ。かなりタイトだから、明日はすべてがうまくいくことを願っている」

「今後に向けて、見直しは可能なはずだ。率直に言ってとてもタイトだからね」

 サインツJr.のチームメイトであるシャルル・ルクレールは「(フェラーリの手前にガレージがある)アルピーヌがピットストップしていたら、僕たちの場所に行くのはとても難しい」と語った。

「だから全員が同時にピットに入るとなると、厄介なことになるだろう」

 マクラーレンのダニエル・リカルドは、ピットでの混乱はチャンスになる可能性があるとしつつも、メカニックの安全を最優先に考えていると認めた。彼は自分のピットストップに何か問題が発生して、遅れが生じた場合、コックピットで冷静に対応する責任を感じていると付け加えた。

「今までで一番タイトなピットレーンだと思う。もしかしたらモナコよりもタイトかもしれない」と彼は指摘する。

「そう感じるんだ。みんなが一斉にピットに入ってきたら、たくさんの人が緊張するだろうね!」

「それを潜在的なチャンスだと考えなくてはいけない。でも本当に重要なのは、たくさんのクルマがいて混乱する可能性があるということだと思う。だからこそ、冷静さを失わないようにしたい。それがピットクルーの自信にもつながると思う」

「言うまでもなく、ピットレーンに立っているのは彼らだからね。そういう状況では、彼ら自身が危険に晒されているようなものなんだ。自分が落ち着いていれば、その周辺のグループも落ち着いていられると思う。それが重要だ」

「今週末も十分な練習をしたので、日曜日に向けて自信を持って臨めると思う。ただ、ひとつだけ望みがあるとすれば、ピットレーンがもっと広ければいいのに、と思う」

 リカルド同様、ザイドルもピットストップの混乱を挽回のチャンスだと捉えている。

「予選ではチームとしてポジションが低かった。それがチャンスにつながるかもしれない。なぜなら、ここはオーバーテイクが難しいコースだからだ」

「一方でフリー走行や予選で見てきたように、ここのコースレイアウトやグラベルでは、セーフティカーなど様々なことが起こり得るので、その恩恵を受けることができるかもしれない」

「だからこそ、それ(ピットストップ)が重要なんだ。日曜日には、どんなチャンスが巡ってきてもいいようにしている」

 
 

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